私も、常に勉強していかなくてはいけない身。
クライアント様と、その先にお客さまがいる。
その方々、すべての方に、有効な手助けをするのが仕事ですから、
自分の考えに凝り固まってはいけません。
他の人の考えや発想には、常にアンテナを張っています。
さて、今日は久々に、飲食店のベーシック部分のお話。
繁盛する飲食店の条件としてよく、
「トイレが綺麗な飲食店は繁盛する、、、もしくは潰れない」という話があります。
それは本当なのでしょうか?
私の経験からも、正しいことの一つであると思います。
ということで、売上がいまいちな飲食店のオーナーが、
「今日からトイレ掃除だ!チェック表を作って、1時間ごとに必ずチェックしろ!」となりがです。
それはちょっと待ってください。
よく考えてみてください。
生き残っている飲食店、繁盛店がトイレ掃除ばかりやって売上を確保しているわけではないのはわかりますよね。
それでお金をいただいているわけではありませんから当たり前の話。
さて、飲食店にとって、トイレという位置づけは、
売上には直結しない、しかし、お客様の不快感に直結する、非常に厄介な代物です。
その掃除を怠ったからといって、今日の売上が落ちるわけでもありません。
しかし、不潔であれば、お客さまの潜在意識にマイナスのイメージが残り、
なんとなく敬遠してしまう飲食店に格下げになる恐ろしさがあります。
さて、トイレを綺麗にするということの意義は、単なるノウハウの話ではありません。
結論は、簡単。
そこに思い至るまでの、オーナーの考え、スタッフの考え、そういう積み重ねの中で、
トイレが結果的に綺麗になっていることが、本来の目指すべき姿です。
トイレ掃除を見直す、、、、そのことをきっかけに、
お客さまが感じる不快感をいかに取り除くか、、、そこまで考えが進展するのが理想。
そこまで考えて、トイレ掃除の在り方を見直してみると、
料理の盛付や味付けが繊細になって、食べ残しに敏感になるようになり、
提供の遅れを気にするようになり、
お客さまに対する、笑顔やあいさつお見送りなどが身につくようになる、、、そういう好循環になればと。
ということは、、、
スタッフには、トイレを綺麗にする意義や目的をしっかり共有して、トイレ清掃を実行することです。
お客さまの不快感をいかに避けるか、お客さまの満足をいかに高めるか、
スタッフのベーシックな考えが発展することこそ、繁盛のキモではないでしょうか?
*トイレ掃除の大まかな手順
ギリギリのスタッフ、ギリギリの経費コントロール中で、余裕がないというお店がほとんどでしょう。
その中で、立ち止まって、1週間に30分、そういう時間をどこかから持ってくることは、
決してマイナスではないです。
飲食ビジネスは、「先だし後もらい」のビジネスだということを忘れてはいけません。
なかなか難しいです、、、でも身に着けば繁盛は保証します!!