飲食店において売上を止める要因を把握する

飲食店経営

売上を止めうる要因というのは、様々です。
その地域に、十分通用するニーズが見込まれる業態で、
商品もサービスも、そこそこのレベルであれば、売上はついてくると考えがちですが、
そう簡単ではないのが面白いですね。

売上
外部要因では

まず、駐車場がらみで言うと、

  • 席数と駐車場の台数の関係
  • 駐車場への入りやすさ
  • 駐車場入り口のわかりやすさ
  • 駐車場内の止めやすさ

次に、道路がらみ

  • 車線の多さ(片道1.5車線が理想)※車が交わせる広さ
  • 中央分離帯(あるとダメ)
  • 走る速度(60km以上出す道路は良くない)
  • 渋滞の起き方(渋滞が頻繁に起きる道路は良くない)

お店の視認性は

  • 車からは視野角4度の中に7秒入る
  • 人からは、視野角15度のなかに7秒入る
  • 周りの色に同化しすぎない
  • 何屋さんかすぐわかる

ファザード(店舗入り口の状況)

  • 入り口がわかりやすい(階段や、色彩が同化したドアなどはダメ)
  • 大まかな値段、メニュー内容がわかるし魅力的

そういうことを解消して初めて、接客面、料理面の良さを問わなくてはいけません。

止める要因を丁寧に潰していけば、後は内部的なメニューやサービスの見直しをすれば、売上はついてくるものです。

後は、競争相手や、そもそもの街の活力など、外部要因も関わります。

しかし・・・・・・一番売上を止めている要因は、ずばり「経営者の意識」です。

どういうことかというと、形は様々なのですが、例えばこんなことです。

「かっこいいお店がしたい」・・・・それが売れるお店なのでしょうか。

「身内を使って仕事をしたい」・・・それはベストの選択ですか。

「従業員を大切にしたい」・・・・いえいえ、売上でいえば最も大切なのはお客さまでしょう。

「出来るだけ自分たちでやりたい」・・・それは厳しいお客さまの視点に耐えうるレベルであればいいですけど。

身内で、なんとなくデジカメで撮った写真で販促物をさっとつくり、なんとなく1日や2日で出来た料理をだす・・・・・それってお客さまをバカにしているのではないでしょうか。
でもそんなお店が多い。
好き勝手やって、料理に対する想いもなく、加工品を組み合わせて使って、そんなレベルだから、接客も気合が入らないんじゃないんですか・・・・
と、思いますよ・・・・経営者の皆さん、そんなことで大丈夫なのでしょうか?

私たちの近くに、おそらくそうであろうレストランが、また潰れてます。
もう3業態目でしょうか。
たしか、経営者は同じです。
1度目はフランチャイズの定食店。
2度目はおにぎり中心のカフェ。
3度目は洋食のレストラン。
今の意識じゃ、何をやってもダメかもしれませんよ。
早く目を覚ましてほしいですね・・・・

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