新店のオープニングは不安なもの。
ましてや、新しい業態であれば、なおさら不安があります。
そうなると、人の配置はどうなるか・・・・・
間違いなくオーバー気味に振れるのです。
練習のつもりで、2、3日はそれでやるのも良いと思います。
オープン景気でたくさんのお客さまがこられるのも想定してのことだと思いますが・・・。
お客さまの視点から、そんな状態のお店を見てどう感じるか・・・
「こんなに人が多くてさばけないね・・・。」
「あそこの人ボサーッと突っ立っているだけだね。」
「もうちょっと教育をちゃんとしなきゃね・・・」
と思われてしまいます。
さらにいうと、オープンを控え不安に駆られ、多めに採用した人たちは、日に日に人件費を食いつぶしていきます。
パートさん、アルバイトさんはこう言うでしょう。
「私、1ヶ月4万円ないと食べていけないんです、店長シフト何とかしてください・・・」
「また休みですか・・・話と違います。」
なんてシーンになってしまいます。
不安が、採用過多となってしまったのです。
そうなると人の首を切らなくてはいけない・・・でも切りたくない・・・
売上げを伸ばすしかない。
そう考えて販促効果の定かでない販促をうち、墓穴を掘ってしまうのです。
人を採用するのは心理的には負担はありません。
採用された方は大喜びですから。
でも、切るのは忍びない・・・だから人件費が膨らみ、販促費が膨らみ、運転資金があっという間になくなってしまうのです。
こうならないためにはどうするか・・・・
- 想定売上げで維持できる人数しか採用しない。
- オープン景気はスポット人材を活用する。
- 万が一欠員のために、不採用の方には、丁寧に応対する。
それをきちんとやっておくのです。
たとえば、私どものような、現場に入って指導やオペレーションする会社に頼むのも手でしょう。
※宣伝です※(笑い)
人一人を多く採用すれば、約20万円が失われると思ってください。
人件費ばかりでない損失がたくさんあるのです。(例えば、制服、例えば暇でもなんともないシフト組み)
20万円の利益を生み出す売上げは、200万円です。
ほぼ1ヶ月分の売上げです。
オープンで、お客様に酷評されようが、むちゃくちゃ言われようが、辛抱して、プラスアルファー程度の人員で乗り切ってください。
オープン景気で忙しくて待たせたり、ご迷惑をおかけしたお客さまへは、丁寧に謝り、住所をお聞きして、後日改めて謝罪に行くことです。
もしくは連絡ノートでちゃんと従業員に伝え、再度こられたときに、きちんと応対することです。
1度目の失敗は許されますが、2度目はありません。
そこをちゃんとやると、ファンになってくれるのです。
恐れず、できるだけ少人数でやりましょう。
一人多ければ、20万円捨ててるのですから。