飲食店の商品開発は簡単じゃない

商品開発

飲食店において、新しいメニューを入れるとき、様々な観点で検討を加えなければなりません。
お店の立ち位置によっても違いがありますし、同じ専門店でも、地方都市なのか、都心なのかによっても、新規に投入する商品は違ってきます。

例えば、100万人以上の都市で、専門店の商品群は、より専門性を表現したものになります。
しかし、40万人以下の地方都市においては、専門店といえども、幅広い商品群でなければ、老若男女が車で動く週末のライフスタイルのお客さまを取り込めません。

商品のご提案は、そういう様々な環境を配慮し、さらに、今ある商品とバッティングを出来るだけ避ける提案でなくてはいけない。

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とはいえ、出発点は、やはり「思いつき」です。
「思いつき」は何の根拠もないことに使われることもあるのですが、様々な観点を勘案した「思いつき」は、価値が高いと思います。

私自身は、商品を考えるとき、状況を様々な角度から観察し整理し、眠る寸前までああでもない、こうでもないと考えておきます。
そして、翌朝、目覚めたとき、自動的に商品が誕生してたりします。
無意識の活用というのでしょうか。

こうやって生まれた商品は、結構精度が高い、コンセプトにも、環境にもマッチした商品であることが多いです。

さらに、値付け、量、盛り付け、メニュー表の位置、写真の見せ方、写真の大きさ、POPの色使い、キャッチコピー、言葉の表現、安定した商品を作る仕組み・・・・など売上を作る様々な要素をうまくやってこそ、成果が生まれます。

単に、商品がお店の欠けたパーツを埋めるだけで、売れるものでもありません。

商品を売れるようにすることが出来るということは、それはお店の経営改善と同じほど、エネルギーが必要といえます。

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