バンドワゴン効果│どうして行列店はできるのだろう?│飲食店にとっては効果抜群!

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首都圏ではよく見かける行列店。

あの行列に並ぶのは、相当な忍耐の持ち主に違いない、、、、と思う反面、

並んでみたい衝動にかられませんか?

これをバンドワゴン効果といいます。

バンドワゴンとは「パレードの先頭をゆく楽隊車」のこと。

熊本で赤牛を食うなら「いまきん」

*写真は、熊本でずっと行列をなす、「いまきん」さん。

あか牛を食べるなら「いまきん」と評判、、、あか牛の牛丼が人気です。

あか牛丼

温泉卵が食欲をよりそそりますね!

脳科学でいうと、脳は何か一つを極めようとするととても高負荷がかかり、大量のカロリーを消費する器官。

大きさで言うと、体全体の数十分の一なのに、消費カロリーの1/4~1/5を使っているといいます。

ということで、省エネしたくなるのです。

他の人が決めているものに乗っかる方が、認知としては負荷が低く楽なのでそうなります。

だから、行列ができたり予約待ちが数カ月もあるお店が、美味しそうに見えたりするものです。

ほか、例えば、政治家だったら、テレビの人気者が当選したり(*みんながいい人というからいい人なのだろう)、

有名人が推す政治家が当選したり(*あの人がいいというんだからいい政治家なのだろう)する現象になります。

これを利用して、販促としてわざと行列を作る広告業者の方もいたりしますし、

例えば、ランチが11時オープンとして、11時から5食限定、10食限定など、原価近いランチを提供し、

行列を意図的に作る戦術が用いられたりします。

逆に、これを知らないと、悲劇も生み出します。

狭い店舗に行列ができていたラーメン店が、もっと売上を上げようと店舗を改装し増床したら、

行列が消えてしまい、「最近美味しくなくなって、行列が消えた」という意図せぬ悪評になることも。

投資して、増床して家賃が上がってしまい、売上が落ちたら、瞬く間に苦境に陥りますね。

この場合、やるべき戦略は増床ではなく、同じくらいの小さめの店舗をもう1店舗作ることです。

*もう1店目が行列ができなければ、そのお店は「本店よりおいしくないから行列ができない」ということになりがち。

気を付けなければなりません。

ちなみに「いまきん」さんはバンドワゴン効果を意図して狙ったお店ではありません、、、本当においしいのです!!

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