飲食店の広告を研究~その4│店舗前のアピール

広告

飲食店の広告を考える上で、もうひとつ重要な軸があると思います。

それは、「お店の歴史」です。

開店間もないお店と、10数年も経過しているお店では、当然ながらまったくアプローチが違います。

開店間もないお店に関しては、お店の存在を知らせる意味合いが強いので、広告も当然告知中心の広告費の使い方になります。

まず、看板、ファザードなどの外観からはじまり、折込広告、無料配布雑誌、TV取材、雑誌取材などを絡めます。

広告費と損益分岐点売上、運転資金のかんけいを注視しなければなりません。

運転資金の範囲内で、広告費にどれだけ注ぎ込めて、何ヶ月で損益分岐点売上を超えられるかが問題です。

何年も経過しているお店に関しては、お客さまに対する認知度などを調査する必要がありますが、調査って人が必要ですから、それなりの費用がかかりますし、それ自体が費用対効果の面でどうかということもあります。

で、仮説を立てて、それに対する対策的な販促を打つことになります。

もう一度看板やファザードをやり直すのか、新規顧客開拓なのか、既存の顧客に対するアプローチなのか。

看板

新規顧客開拓であれば、どこから、どのようなお客さまを誘導するのかを意識した戦略を立てる必要があります。

既存のお客様に対しては、来店頻度を高めるための対策が必要ですが、ポイントカードなのか、携帯メールなのか、DMなのか。

いずれにしても、顧客情報があってのことで、どのレベルの顧客情報を提供していただくかは、概ね客単価やお店の規模によるところが大きいです。

たとえば、月商2千万円を越すお店や、単価の低いお店は、DMなどコストがかかる仕掛けは、作業負担や経費率が引っかかり、途中で運営が難しくなります。

お店の状況や売上、単価と進むべき道筋があってはじめて販促のツールが決まりますので。

その答えは何百通りもの組み合わせがあるので、かけられる費用との関係で取捨選択する必要があります。

突っ込んだ内容に関しては、その5で・・・・

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