飲食店開業プロデュースと飲食店経営コンサルティングをしている松島です。
最近のニュースの中で、心に残った言葉です。
プロ野球の横浜ベイスターズの監督だった尾花さんのお話で、
尾花前監督は、ダイエーホークス(ソフトバンクホークス)や巨人などの強いチームとの差をこう感じていたようです。
「チームのために犠牲になることがなかった・・・。」ということ。
例えば、1アウト2,3塁のとき、簡単にゴロを打てば良いものを、個人の成績のためにヒットを狙ってしまう。
要するに、関心は自分個人の成績でしかないし、球団も犠牲をちゃんと評価してあげない。
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そういうことでした。
いま、日本の公的機関(特に官僚を頂点とする組織)がどうあるか考えてみますとどうでしょう。
日本全体を見て行動しているのでしょうか?
また、日本全体を見て行動している人たちを評価しているのでしょうか?
そこが、今の日本の歪んだ「仕組みのムダ」になっているように思えてなりません。
外務省と、財務省の外交的スタンスが違ったりするのは日常茶飯事だし、
かといって、各省が総理大臣や官房長官にお伺いを立てるわけでなく、
省益に従って、もしくはご自分たちの余生のため、省の後輩の安楽のために、
せっせと税金を天下り先機関や企業に優先的に配分しています。
そういう人たちは、会社でいえば、特別背任や横領と同じです。
国民の税金を私欲のために使うわけですから。
しかしなんら罰せられない、むしろ重んじられる。
身分保障を廃し、公務員の評価を、首長や、政治家や第3者機関ができて、
降格が頻繁にできるようにしなければ、立ち直れませんよ。
強い日本にするために、変わらなければいけないときです。