飲食店オープンの仕事は、やることが多くてとにかく大変の極みです。

例えば、チェーン店での新店でも、メニューが決まっているとはいえ、人員募集、教育、備品の整備、厨房の引き渡しと清掃、など、お店の運営とは全く違うワークが詰まっています。
さて、新作メニューを一からやるとなると、さらに膨大になります。
まずメニューコンセプトの企画、商品構成、器選び、仕入れ先の選定、厨房機器選定、厨房器具選定、試作、原価計算、価格設定、調理教育、メニュー撮影、メニュー表作成、などデザイン関係までやらねばなりません。
それを私たちは、難しい案件でも、コンセプトが決まっているのであれば、オープンに関わる現場作業はほぼ1ヶ月前後、2名でやり切ります。
前もってクライアントさんには、しっかり、上記のことを伝えるのですけれど、やる内容が濃くて多いだけに、「本当に大丈夫なの」と必ず心配がられてしまいがちです。
それもそうでしょう、私たちのようなやり方ができるのは、かなり稀だからですね。
なぜできるのか?、、、簡単に言えば、それは、場数、新店を60店舗以上やってきた経験値です。
また、どのタイミングで何をしなければならないか、体に染み付いています。
しかし、その1ヶ月たるや、決断を先延ばしせず、準備、確認を怠らずやらないと、突然オープンに間に合わない流れになってしまいます。
短期間に完成度高くやるためには、大人数ではやれない、、、それぞれの作業のすり合わせが必要になり、やりとりに時間が削がれるからです。
また、一つ一つの作業のスピードも早くなくてはならず、例えばレシピを決めるのに、食材の知識や、味に迷いがあっては間に合わなくなります。
それらを、オーナーの要望を必ず聞きつつ、修正しながらゴールへ向かうのです。
短期間に特徴のある飲食店を築くスキルは、海外の飲食店オープンとか、長期滞在がコストに跳ね返るシチュエーションでは、特に大事なことです。
というわけで、私どもは色々やる割に、リーズナブルにやり切ることができるのです。
私たちの強みは、オーナーとお客さまが望み、喜ぶ飲食店を、短期間に構築して、オーナーの運転資金を削ることなくオープンさせることにあります。
そうそう真似できるものではないです。