中国の保健当局は4日の時点で、新型肺炎による死者は425人感染者は20438人に増えたと発表しました。
さらに香港では、先月武漢を訪れていた39歳の男性の死亡を確認しました。
新型肺炎の死者は、香港では初めてです。
こうした状況から、中国当局は感染拡大防止のため商業活動に対する規制や監視の強化に乗り出しました。
このため、多くの人で賑わうはずだったレストランなどの飲食業界は苦境に立たされています。
北京ダックで有名レストランでも、店の前に果物そして野菜など、料理ではなく食材そのものが販売されています。
店頭にはパイナップルやメロン、唐辛子、白菜など、料理に使うはずだった果物や野菜が並びます。
苦肉の策で、日持ちしない果物や野菜を中心に、開店前の叩き売りに踏み切ったと思います 。
その情勢を見て素早く対応したのは和民でした。
和民は、契約上すぐに撤退できない4店舗を除き、中国国内で展開する直営の7店舗を閉鎖することを決めました。
新型肺炎の影響で、客数が1年前より8割から9割ほど減り、早期の需要の回復が見込めないためとしています。
渡邊会長は、「事態が長期化する可能性を念頭に撤退を決めた。」と説明しました。
12月まではこの状態が続くと想定した場合には、休業する事よりも全面撤退した方が被害は少なくて済むと。
消費の低迷や規制がどこまで続くか不透明な時、日本から進出した飲食企業には、当然ながら救済策は望むべくもない。
出血を早急に止める策は、早ければ早いほど良いだろう。
渡邊会長の決断はとても速かったですね、素晴らしい!
この肺炎が落ち着いた後は、またチャンスは来るはずです。