私の知り合いの、若林宗男さんが仕掛けて、日本酒を海外(フランス)の3つ星レストランへ向けた動きが始まった。
若林さんはかねてから、「九州に3つ星ホテルを」とアナウンスしていらっしゃるのです。
MICE(イベント誘致)には絶対必要なもの。
そこが福岡と東京との差ですね。
上澄み層が安心する環境を作ることは、ほんと重要だと私も思うようになりました。
一生で1回、あそこに行ってみたいがなかなか行けないレストラン(予約が取りにくかったり、高かったり。)が近くにあって、そこに行くのが憧れで仕事を頑張るというのがなくなった。
同じように、価格落としサービス落とし輝きを失っていく飲食業界の姿を見ていると、それも消費不況で苦肉の策なのでしょうけれど、食が文化としての広がりがなくなってしまうのは悲しい。
もっと上も下も、A級グルメもB級グルメもあっていいでしょう。
B級グルメを食べた翌日は、正装してレストランに行ってみる、そんな体験の幅こそ必要だと。
若林さんの活動は、今の日本に足りないものを注入されているように思えます。
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https://this.kiji.is/419794018199077985?c=110564226228225532
さて、日本酒の消費ですが国内消費は年々減少していますが、海外輸出は7年連続過去最高を記録しています。
日本酒の消費のピークは国内での消費量は1973年(昭和48年)だそうで、その時期から確かに、ビールやワインが進出してきています。
今度は逆に、日本酒が同じように海外に進出していく立場になったのですね。
海外では、日本酒はワインのカテゴリーに入ります。
日本食の海外進出とともに、相性の良い日本酒が海外に出ていくのは、必然と言えるでしょう。
しかし、ほかの西欧料理との相性も良いと言われて、日本酒の評価はうなぎのぼりです。