インバウンドで売上アップとささやかれ始めて、4、5年経過しました。
さて、今回はJNTO(日本政府観光局)のデータを拾ってみました。
刻々変わっていっている、訪日外国人の行動の全体像をつかむ手助けになればと思います。
まずは、都道府県の訪問率ランキングです。(ビジネス除く)
以下の通りです。
大阪府、千葉は、日本の玄関口なので当然でありましょう。
30%超えは、
大阪府・東京・千葉・京都と、さすがに交通インフラの中心地と日本最強の観光地が並んでいます。
そこから、レベルは落ちますが、5位に北海道、沖縄や大都市圏の愛知を抑えて福岡が入っています。
日本人が、福岡にわざわざ観光に行くかというと、疑問でしょうね。
九州へ行くハブ的な場所として、いったん福岡に降り立つというのはあるでしょう。
温泉の大分、異国情緒の長崎、阿蘇の熊本、など観光地への通過場所です。
それでも、外国人が福岡に降り立つ魅力というのは、私は「食」の果たす意味は大きいと思います。
屋台・玄界灘の魚・ラーメン・焼鳥など夜の楽しみがほかの都市よりも豊富です。
訪問者の多数は韓国から気軽に訪日する人たちです。
一方ですが苦言も、、、、、
観光資源への投資があまりにも貧弱なのではないでしょうか。
例えば、志賀島・・・・・地形も面白いのですが、滞在できる場所がなんかダサい。
販売しているものも、ぱっとしません。
力の入れようでは、ものすごくいい観光地になるのです。
※こんないい景色の場所が、海水浴シーズンいがいはパラパラです。
道路事情もよくありませんし、第一行きたいお店がないです。
刺身を食べさせるお店とか、ちょっとした喫茶風のお店(時代遅れなんです。)がちらほら。
福岡市は屋台を、衛生上廃止しようという動きまでありました。
確かに不衛生な面はもありますし、固定資産税のフリーライドであるかもしれませんけれど、文化を残すということは別でしょう。
それを体験しに観光客は来るものです。
福岡市にとってマイナスにはなっていないはず。
そろそろ観光客の視点から、都市の在り方を見直してもいいのかなと思います。