先日、10月3日、昔一緒にお仕事をしたことがある、「株式会社 JLL モールマネジメント 取締役会長 大津 武さん」のセミナーに伺いました。
大きな会社の会長になられて、当時机を並べてたことを振り返ると、私ももっと頑張らねばという気にさせられます。
当時、ともに会社のために汗をかいていたころを思い出し、懐かしいひと時でありました。
さて、セミナーの内容は、未来の商業施設の在り方がどう変わるかということ。
物販系は激変しそうです。
まず、店舗で購入することが減っていく流れであると。
ネット販売を伴う、双方向購入に、、、それをオムニチャンネルというそうです。
要するに、店舗で見て、ネットで購入とネットで見て店舗で購入という双方向になると。
情報は自由に行き来し、商品を購入する場所としての店舗が、商品を確認するための場所になりつつあるということだ。
ウィンドウショッピングという概念は、ネットサーフィンに置き換わるのである。
では、食のビジネスはどう変わるのだろうか?
立地に言えることは、まず、モールの空きテナントのチャンスが増えてくること。
とはいえ、モールに人が集まる状況とは言えない。
モールに来れば、お金を使ってくれる時代は終わりつつあるということである。
当然、人の流れも変わるであろうと。
いい場所に出店したからといって繁栄を担保される時代は終わるでしょう。
※物件は、将来的な流れを汲み、出店価値の再評価が必要になってきます。
コンセプトに関しても、業種業態を作るにせよ、方向的には専門店化は避けられそうにもありません。
ターゲットを絞るのですから、常在店舗であり続けるのが難しくなり、ジプシーや行商人のような販売形態になる方向になります。
出店場所を週ごとに変更し、期間限定で専門商品を売切るスタンスです。
ではそういうニーズにかなう現状の仕組みはどうかというと、まったく整ってません。
営業許可の問題、食材の流通や在庫の問題、人の問題など。
それを解決していけるところが、伸びていきそうです。
店舗も、常在店舗が減っていき、イベント出店の割合が増えるはずです。