久しぶりに、サイトを更新いたします。
飲食業全体の流れを見て思うことですが、いま飲食業界が変わろうとしていると感じます。
どのように変わろうとしてるのでしょうか。
ここ10年の飲食業界は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットにシェアを奪われ続けていました。
デフレの時期はマクドナルドや、低価格ファミレスが、十分に戦えていましたが、
今年に入って、採用の環境が変わりつつあります。
まず、人が集まらない現象が顕著になってきました。
食材と同じく人は飲食店の売り上げを左右する最も基幹を成す資源です。
3Kと呼ばれてもデフレで世の中に仕事が不足する環境で何とか低価格を維持し、
生き残ってきた業種業態は、一気に経営資源を失いつつあります。
低価格を売りにしていた店舗は、コンビニエンスストアの切り崩しと、
人的資源の枯渇で危機に陥ろうとしています。
そういう環境の変化に、どう対応していけばいいのでしょうか。
まず、大事なことは、今まで、「価格は出来るだけ安く」というスタンスで経営を組み立ては、やっていけなくなると言う認識が必要です。
どこまで高く値付けできて、それでも集客できるかという考えを持たなくてはなりません。
また、今まで価格を安くと言うスタンスであれば、
コストダウンばかりを現場は考えていたかもしれませんが、
コストダウンでは経営可能な利益は生み出せません。
人件費はじわじわと上がり続けますし、円安で輸入食品は単純に一時期の1.5倍にもなっています。
そういう環境においては、いかに商品やサービスや雰囲気を設計するかが重要です。
商品においては、ドレッシング一つにおいても、忙しかったから許されてた業務用ドレッシングの使用は、
お店にとっては、足かせにしかならないでしょう。
商品はよりオリジナリティーを求められます。
そういうわけで、外食業界全体の値付けは上がっていかざるを得ないでしょう。
その中で、お客さまに付加価値を感じさせる商品やサービス雰囲気を提供したお店が、生き残ることになるでしょう。
業務用食材に頼っているお店は、早急に見直したほうがいいですよ。