飲食店開業、飲食店経営コンサルティングをしている松島です。
遅ればせながら、生まれて初めて、福島の地に足を踏み入れて、今日帰ってきました。
海岸線の地域ではなく、郡山市、伊達市など割と内陸の、復興もやや進んでいる場所です。
農業関係の方々と、今回は家畜の糞の処理の話を中心にしてきました。
福島はご存じのとおり、直接的な地震による人命の被害、建築物やインフラの被害も大変でしたが、
むしろこれからは、放射能との戦いになります。
家畜の糞は、従来、肥料化されて野菜農家さんなどに流通していましたが、
原発事故により、野菜農家の激減と、福島から肥料として出荷できなくなり、
糞が処理されずに積みあがって処理に困っています。
それを何とか、できないか・・・そういう声がかかり、
私の知り合いの、宮崎のエジソンさんことK氏を紹介することになりました。
K氏は、野菜販売店をやりながら、独自農法に取り組んできた方です。
この方は複合菌で有機物を分解し、それを有機肥料として使うことにより、
無農薬無化学肥料で非常に短期間に野菜を作った実績をたくさん持っています。
この方の複合菌を使い、家畜の糞を分解し液状化して体積を減らそうという目論見です。
福島に行って、農業関係者のTOPの方に直談判し、何とか使っていただくことになりました。
とにかくこの複合菌で、家畜のふん問題を解決していただきたいです。
鶏を出荷した後も、糞や羽や餌のこぼれなどが堆積して、下のような状態になります。
この、伊達鶏ですが、放射能検査もちゃんと合格し、食べさせていただいたのですが、
放し飼い鶏舎で健康に育っている鶏ならではの、肉の旨みと歯ごたえがあります。
福島だけじゃなく、宮城の放射能に汚染されていない震災瓦礫処理でさえ、
反対運動が起きています。
様々な考えがあっていいと思いますが、私は、できる限り理性的になって、
できることは何でも協力したいと思っています。