どん底からお金持ちに成り上がる人の行動についてのお話

飲食店オーナーへ贈ることば

お金持ちになる人、というのは、お金持ちになる人の発想と お金持ちになる人の言葉遣いと お金持ちになる人の行動っていうのが、あるんです。
大愚和尚

大愚和尚の説話を聴きますと、本当に大事なものを確認することができます。

文字おこししてみました。

かなり長いですので、YOUTUBEも見てください。

迷いがすぅーっと消えるでしょう。


いつも、動画を拝見させていただいております。

結婚・仕事の悩みの相談です。

小さい頃に両親が離婚して、貧乏になり、今も貧乏です。

みなさんは、正社員で働ける幸せと 結婚出来た幸せがあると思いますが 私には、その両方がありません。

何度も正社員になりたいと思って、面接に行きましたが 奥さんがいない、と言われ 生活が安定していないからなど、様々な理由で断られます。

長い話になりますが ざっくりとした生い立ちを話さないと 訳が分からないと思いますので、話します。

16歳の頃は、工業高校に行っていましたが 17歳の時に、定時制高校に転入しました。

朝からアルバイトをして働きながら、夜は定時制で勉強して 1年間留年して 20歳で卒業しました。

もちろん、正社員で働ける新聞社に 高卒で入社する予定でしたが 『お前には無理だから、 やめておけ』と言われ 断念しました。

16歳の時に、働かない男と一緒に、ホテルの住み込みになり 18歳まで、朝から夜まで遊ぶ暇もないぐらい テレビを見ながら、くつろぐ時間もない 親の仕事の手伝いといっても 結局、苦しい思いがありました。

働かないと、ご飯が食べられません。

それから、母親が、アパートを借りて生活出来るようになり、苦しい思いはなくなりました。

朝からアルバイト、夜は勉強ですが 21時で帰りますので、帰ってから 寝るまでの時間が、唯一の楽しい時間でした。

土日は、朝から夕方まで、バイトをしていましたが 19時には、帰宅出来ます そんな中、以前、住み込みをしていたホテルに夜中に働きに行くようになり、卒業まで、ホテルで働いておりました。

そこで『卒業したら、新聞社に就職する』と言ったところ 『お前には無理だから、やめておけ』と言われました。

それから現在まで、正社員になって、収入をアップしたいと 何枚も履歴書を書きましたが 全て断られ、現在も就職出来ません。

収入もない、取柄もない、ダサい、キモいと言われて、嫌われる私に、結婚なんて無理だ、と あきらめています。

どうしたら良いのか、分からないので アドバイスをお願いします。


ここからが大愚和尚の説話です。


碧巌録(へきがんろく)という、禅のお坊さんの修業のための 教科書にされていた、書物があります。

この、書物の中に 大死底(だいしてい)の人、という 言葉が出てきます。

大死底の人 これは 死ぬほどの、もう死んでしまうというほどの どん底にある人、という意味なんです。

禅の修行では この 大死底の人、というところに まず、なる。

普通の人から、大死底の人になる。

そして、そこから 大活(だいかつ)の人になる、ということが その修行の過程で 1つの そうなることが出来るか?というのが ターニングポイントになっています。

大死底の人、大活の人、と言いましたけども これがどういうことか、というと 結局、普通の人、というのは みんなね、プライドがあるんですよ。

中途半端な人っていうのは、みんな、プライドがあります。

修行しようと思って、修行に入る。

でも 自分はこういう大学を出たとか、こういうことが出来るとか 何か『自分はこういうもんだ。』っていう 過去の、自分の小さなプライドっていうものが、捨て切れない。

捨て切れなければ やはり、行き詰まるんですよね。

ですから もう、一旦ね、死んだつもりで 全部、自分のプライドを捨ててしまえ、っていうことが 禅の修行では、大事にされるんです。

ただ、大死底の人になって、プライドを全部捨ててね もう本当に 全部なくなった、というところで 修行が終わりではない。

そこから、始まりなんです。

そこから もう、行き着くところまで行った、どん底から、はじめて 今度、上向きに もう、底まで行ってしまっているので そこから上向きに 自分が発揮されていく、というところへ 今度、行かなければいけない。

マッシュルームさんの問題は何か、というと 貧乏と正社員に、縛られている、ということです。

貧乏は 決してね、お金が入らないという理由には、ならない。

正社員に、ならなければいけないっていうことも これ全く、お金があって結婚する、ということには 結びつかない。

結婚も正社員も、貧乏であるということと 全く関係ないし、必ずしも、お金を得るということは 正社員でなければいけない、という必要もない。

もちろん、その正社員になりたい、という憧れはね、あるのかもしれませんが とにかく『貧乏である』それから『正社員になれない』 このどっちも、捨てて下さい。

マッシュルームさんにとって、私、分かりませんけれども ちょっと、逆に他の人よりも有利だな、と思うところは 既に、マッシュルームさんは 大死底の人、に近いのかなぁと思うんです。

これ、どういうことか?っていったら プライドって、どうですか?ありますか?

先ほど言った 禅の修行をしていく、お坊さんにとってね、最も、悟りを開いていく時に、邪魔をするものは 何かって言ったら、プライドなんですよ。

変にね、自分を守ってると そこから、抜け出せないんですね。

実は、これは 正社員とか、バイトとか関係なく 仕事、ビジネスをしていくっていう 仕事をするっていう上でも 最も大敵なのは、プライドです。

大概、その会社が伸びていく時に 邪魔をするのは、プライドなんですね。

大概、自分が何かしら 自分の収入を上げていきたい、と思った時に ビジネスマンが突き当たるところ、プライドなんです。

みーんなね どうでも良いプライドを抱えて、生きています。

でも、何となくマッシュルームさんは このプライドが、貧乏であったが故にね 恰好つけるところっていうのは、もうないでしょう?

人としてのプライド、という意味じゃないですよ?

人として、私は、これだけは大事にしたいと こういうふうなことは、人に迷惑かけないようにいたい、とか そういった意味でのプライドじゃないですよ。

『私が大学まで出て』とか 良くあるのはね 『大学院まで出て、コンビニのバイトは出来ないでしょう?』とかね そういうプライドを持っている人がいるんです。

お金がないのに 貧乏な人というのは、貧乏な人の発想と、貧乏な人の行動と 貧乏な人の言葉遣いをしてしまうんです。

お金持ちになる人というのは お金持ちになる人の発想と、お金持ちになる人の言葉遣いと お金持ちになる人の行動っていうのが、あるんです。

これが、貧乏であるか、お金持ちになるか 貧乏のままいるのか、お金持ちになるのか、ということの 差を決定付けるわけですけど 『親が、貧乏であった』とか『今、お金がない』ということが これは、もう全く関係ないです。

ただ、これから マッシュルームさんが、どのような発想を持って、そして、どのように生きていくのか?ということは 非常に、重要です。

貧乏に、何度も言いますが、貧乏の人の 『お金がない』というところへ安住し続ける人の発想、言葉遣いとか、それから行動っていうのが やっぱりあるんですよね。

どうでもいいものを買ってしまうとか、人のうわさに流されるとか それから 何ですかね、いろいろ、そういう やっぱり、パターンってあるんですよね。

ずーっと、口汚い言葉でしゃべっているとか いろいろな習慣っていうのはあるんです。

だけれど 何度も言いますが まずはね、マッシュルームさんが 今の貧乏な状態を抜け出したい、ということであれば、まずは、大きな問題としてね 『親が、貧乏だったから』『今、お金がないから』 『だから、これから先、幸せになれない』 この思い込みを、捨てることです。

それから 正社員になりたいということの思い『ならなければいけない』という 思い込みを、捨てることです。

もちろん『どっかの会社に入って、正社員になりたい』 それが1つの理想であれば それは、なることはできると思います。

今までね マッシュルームさんが、面接に行って そして『奥さんがいて安定してないから、正社員には雇いません』 という会社があったとして、これはね 誰がそんなことを言ったか、分かりませんけれども 全く、正社員として、採用しないことの 理由にはならないですよ。

そんなこと言ったら、結婚してない人 みんな採用されないわけでしょ?

そうじゃない、何らかの別の理由で、その会社は マッシュルームさんを、 断りたかったはずなんです。

だから、その断る理由として、いろんなことの 良く分からない理由をつけて、断られたんだと思います。

だから、マッシュルームさんが面接に行って、断られた理由は マッシュルームさんが、貧乏であるとか マッシュルームさんが、結婚してないからとか そんな理由じゃないんです。

その他に、マッシュルームさんが、そこの会社として 欲しいと思われない人だった、ということです。

マッシュルームさんに対しての、処方箋です。

私ね、マッシュルームさんが、私に、こうお手紙を下さった ご相談のお手紙を下さった、という段階で 全く希望がない人だって、思わないんですよ。

むしろ、すごく希望がある人だと思っています。

だから、ちょっと厳しいことを言いますよ。

まだ、20代ですし、30手前の20代ですけど でも、全然まだまだ、これから 充分にいけると思います。

何となく、マッシュルームさんの、相談の手紙を見ててね、本当に、こう 私も、経営者ですから 「あぁこの人に、どんなこれから、発揮する力があるのかな」と 楽しみに、この手紙読んでいました。

身近にいたら、1回鍛え直してね 何か、どういう方向で伸びていくのか、見たいぐらいです。

マッシュルームさんに、処方箋です。

マッシュルームさんに対しての、処方箋は何かっていうと 仕事を、探して下さい。

仕事を、探して下さい(同文2回目) もちろん、今も何かの仕事をしてたり アルバイトしているのかもしれないんですけども 仕事を、改めて探して下さい。

これからね、貧乏の状態から抜け出したい、と マッシュルームさんが思うのであれば 仕事を探していく時の、探し方のコツがあるんですよ。

そのコツを、ちょっとお伝えします。

私が言う、仕事は マッシュルームさんが、希望しているように どこかの会社の正社員になるっていうこと これを1つの目標として良いと思います。

けれども、同時に どこかの会社に、雇われなくても 自分で起業して、仕事をすることもできるんです。

全然、難しいことじゃありません、簡単なことです。

自分で仕事を始めてみる、これも、ありです。

但し、やっぱりね、どこかに アルバイトでも良いし、もちろん、正社員になれたなら なれたでも良いんですけども やっぱり、働いて 仕事の仕方を覚える、ということがあると、より起業が、しやすくなります。

これは、別にこう、起業してもいし、起業が合っている人も向いている人もありますし あるいは、自分で仕事をして、起業していくということが 向いてない人もあるんですよ。

ですから、起業するのは、必ず良いとは限りませんが、伝えたいことは、何かって、正社員になるっていうことは 必ずしも全てではない、っていうことです。

それは、もう 非常に、オープンな社会ですから、今は そしてまた、自分で仕事を始めていくっていうことが 今の時代ほど、やりやすいことはない、と 私も自分で、いろいろなビジネスを持っていますけれども ものすごい、やりやすい時代です ですから どんな人でも自分で……〈仕事をやりやすい時代です〉 もう、そうです 会社に行って、就職をしようと思ったけども 正社員になることが、出来なかった。

だったら、自分で仕事始めてやろうって言って 始めて、大成功した人も、いくらでもいます。

そういう人を、私もいっぱい見てきました。

だから、それは、必ずしも正社員になる必要はない ただ、やっぱり 何らかの形で、仕事を覚えるっていうこと、そういう意味でね 会社に就職をするということは、やっぱり、やったら良いし 正社員になるということを、してみたいんだったら なってみたら良いと思います。

そこへチャレンジする っていうのは、決して悪いことではない だから 仕事を、探して下さい。

ただ そこへですね、まあ、順序がやっぱりあります。

何をやるにしても、まず、どこかの会社に入る どこかのアルバイトでも良いけど、仕事をする。

そして、仕事のやり方を覚える そして、その先に、正社員になっても良いし、それから、自分で、何か仕事を始めても良い。

でも、とにかく貧乏から脱出したい、というためには 無限に道がある、ということ。

これを、まず理解して下さい。

そして、その道に進んでいくためには、その条件として、結婚をしていなかろうが 貧乏であるということ これは、全くのハンデにはならない、むしろ、結婚している方が、ハンデになりますよね?

いきなり、奥さんとか子供とか、もしいたら それは、なかなか、自分勝手に 自分1人だけの生活のような 自由に気ままに仕事に打ち込む、ということが 出来ないわけですから。

むしろ、独身であることの方が、お金を得ていく上では有利に働くことが多いですよ、自由時間が多いわけですから。

ですから、順序としてはまずは、ちゃんと仕事をして、稼ぐということね、これが マッシュルームさんにとっては、大事なことかと、私思います。

そして、その上で 私がお勧めしたいのは やはり、貧乏から脱出するためには 自分の収入を上げていかなきゃいけないですね。

この収入を上げていく、1つの方法として 私は、仕事を、改めて探して下さいっていうことを 実は、提案したいと思っています。

今、何らかの仕事をしているのかもしれませんけれども その仕事が、その先のステップが用意されているかどうか、今の職場がね、そこは、非常に重要です。

求人誌は、世の中いっぱいあります。

今、世の中の会社は、人が欲しくてしょうがないんですよ。

外国の人を雇ってまでも 外国人を雇ってまでも、働き手が欲しいっていう そういう、人に飢えている会社はもう、いくらでもあります。

こういう会社で、いろいろと 『新聞社に、将来勤めたい』と思っている その夢も、諦める必要は、ないんですけども 段階としてね、まずは いきなり新聞社行って、受けたのかどうかも問題ですけども 新聞社行って、受けさせて下さいって言っていくのも手ですよ。

『お前には、無理だ』って言われて、受けにも行ってないわけですよね、きっと 受けてみるのも良いと思います。

でも、まあ、受からないかもしれません。

だとしたら まずは、職として得られる仕事っていうのを 得ていくのは 順序なんです。

けども この時に、求人誌を見ていて やはり、いきなり正社員として採用したいから 正社員募集っていう会社もある けれども、そうでなくて まずは、アルバイトから、とか まずは、正社員ではなくて 試用、という形でね きちんとした、社員契約を結ぶわけではないんだけれども アルバイトの延長から始めていく、という仕事が 結構あります。

そして、そのアルバイト、試用期間みたいなものを ある一定の、会社側が、その人物を判断する期間 というものを設けて そして、その試用期間の間に『あ、この人は』って 認められると正社員になれる。

そして、正社員になった後も さらに、頑張って能力を発揮した人 努力している人に対しては 様々な、その後も、ポジションが用意されている、と そういった ちゃんと、可能性を開いてくれている会社・職場っていうのは 意外に、今、増えてきています。

例えばですよ、例えば、佐川急便さんとか 大変な仕事で、いろいろブラック企業とか 言われたりすることもあるんですけど、逆に、ブラック企業と言われるようなところが チャンスですよ。

そういうところを、改善しようと思って どんどん、みなさんにチャンスを与えている あるいは、創業者の方が 非常に苦労して、成り上がっていったような 会社の人というのは やっぱりそういう、元々、お金もない あれもないって、苦しんでいる人たちに チャンスを与えたい、と思ってそういう仕組みを、会社の中に用意している。

そういう職業って、結構いっぱいありますよ。

ですから、是非ね、仕事を探す時に ただ、時給とか、そういったことの目先の数字だけで見ないで その会社が<判断して>認められれば ちゃんと出世していくことが出来る、 というような 仕組みを持っているかどうか これが、まず1つそれから研修、厳しい研修が組まれている会社を選んで下さい。

おそらく マッシュルームさんは、いろいろな所へ 正社員として履歴書を書いて、応募しているけれども、おそらくね、早い段階で落とされる、ということであれば きっとね、履歴書の書き方とかあるいは、自分が何かこう、こういうことをやってきました 会社だってね、人を1人雇って給料払って、って大変なことなんですよ。

だから それは、ちゃんと働いてくれない人に 給料払うわけにいかないですよね。

まして、いきなり正社員っていったら 『この人、ダメだ、使えない』っていうことでね 『辞めてくれ』っていうことは出来ないんですよ、会社は。

ですから ちゃんと会社として、正社員として雇ったら 一方的に会社は、この人が要らないっていうことが出来ないが故に 正社員になる、というところには 高いハードルを設けているの、当然のことなんですよ。

ですから まずね、いきなり正社員を目指さずに アルバイトあるいは、試用期間というものを経て 正社員として認められる、というような仕組みを持っている会社を まずは探す、ということね。

それから、研修が組まれている おそらく、私も、いろいろ面接やったりとか、今は、直接、面接あまりしませんけれども、昔、面接をやって、社員さんを採用してた時には 履歴書の書き方、それから、面接の時の本人の態度 そういったところを、やっぱり見ています。

そこの基本的な部分っていうんですかね 人として 基本的な、きちんとお話が出来るとか 自分の意志を伝えられるとか 突出した能力がないにしても 誠意をもって、この人は働いてくれそうだな、とか そういった部分で、 落とされている可能性が 大っきいですね。

マッシュルームさん ですから、そういったね、基本的な働き方ということを含めて 厳しく研修をして下さる、という制度を持った 職場を選んで、応募してみて下さい。

先ほど、言いましたけども 本当に、こう 様々な会社が 非常に優れた研修、それから、非常に優れた制度を持って 多くのチャンスを、求めている人に可能性を開こうとして 今 そういった会社がね、増えてきているってことは 私は感じています。

そういった会社の企業研修を、私も受けることもありますので そういったことを私も、その会社の経営者の方とかね 幹部の方々に伝えています。

それはそうです、みんな どこにチャンスが眠っているか、分からないわけですよね?

どこに優れた人材が眠っているか、分からないわけです これをですね、日本の中にもね 『自分は貧乏だとか、自分は顔が悪いとか』 『自分は、学校で成績は悪かったとかって言って 社会に遠慮をして生きている、だけれども』 『実は、優れた能力を秘めている人間は、世の中に 実は、いっぱいいるんですよ』って。

ですから 『そういった人たちに、チャンスを開いていくような 会社作りをしましょうよ、ということは』 『私も、積極的に社長さんたちに啓発しているって いうぐらいです』って 本当に、お寺に居るとそれを感じます。

今、私もいくつかの事業に関わってますが うちの事業に関わっている人たちは、ほとんど 社会のはみ出し者だった人です。

何か優秀な大学を出て、優秀な成績を上げて ヘッドハンティングで来たっていう人たちは、ほとんどいません。

みんな、自分は、もう社会でいじめられたとか あるいは、もうだめだった 何か失敗したって言って、そうやって落ち込んでいる。

でもね でも 誰よりも素直で、誰よりも勉強して 誰よりも真面目で、誰よりも誠意がある そういう人たちが 何か、スキルを身に着けていった時に グワーって伸びていくっていう そのことをですね、私はもう身近にいて ものすごい、たくさんの例を見てきてますし 実際に、そうやって 自分は、お金もない 自分は、人生で上手くいかなかった、いじめられていたとか 学校の先生にも『お前はダメだ』って言われ続けたとか 結婚して、離婚してしまった、とかね 何か、いろいろと人生の失敗をした人たちが 集まってきているわけですよ。

だけれど 彼らの持っている素直さ、そして、ひたむきさ、誠意 そういったところに 何かしら、光る能力を磨いていった時に、大きな力を発揮して そして、ちゃんとした存在価値のある 仕事をすることが出来る この例を 本当に私、たくさん見てきているし 実際に、そういう素晴らしい人材が、世の中にはね 遠慮しながら、眠っているっていうことが もったいなくてしょうがない、と思っています。

おそらく、マッシュルームさんも きっとね、何か持っているはずなんですよ だけれども、これは、やっぱり どんなダイアモンドの原石も、磨かなきゃ光らないわけですね?

これを磨いてくれる環境を、持っている会社は おそらくね、世の中に意外にある。

ですから、是非、求人を探す時にね 時給の高さとか、何か 700円じゃなくて、800円のところを探そうとか 何でしょうね… 短期的にもらえる、お金を見るんじゃなくて、その会社が、どういうビジョンを持って仕事をしている会社なのか、そして、多くの可能性を、人々に開いている会社なのかっていうところを良く見てね、そして、その開かれた可能性というものをどん底の人たちに用意している、という 仕組みを持っている会社、それから、厳しい、ちゃんと研修してくれる 制度を持った会社 こういうところを、探して そして、丁寧に、面接を受けていく。

こういうことを、していっていただければ 必ず、そこにチャンスは開けてくると思います。

最後に、貧乏だからチャンスがないと思っている人たちは、すっごい、たくさんいるんですよ。

だけど、先ほど話したように 中途半端な貧乏には、チャンスがないです。

でも、本当に、どん底まで行って、もう、ここから立つ瀬がない、というね 追い込まれたところから大逆転を遂げた人たちっていうのが むしろ、大きな成功を収めるという例は、ごまんとあるし、むしろ、そういう、どん底に行った大死底の人、になったからこそ 全てのプライドを捨ててそこから成り上がっていったっていう人たちの方が 世の中多いんじゃないかな、と思うぐらい 成功者っていうのは、そうです。

ある男性の話をします この男性は 大学まで出てね、会社に就職したんですけれども その会社は、倒産してしまったんです。

倒産してしまって、路頭に迷うわけじゃないですか。

もう一時期はね、本当にもう、ホームレスのような状態に もう、 どん底まで行ってね そして お金がないくせに会社倒産して、やる気も失せてしまってね、そして フラフラしてたわけですよ。

麻雀やったりとか、なんかいろいろと その日暮らしみたいな生活をしてた、その人はね、だけれども ある時にね、自分と同じぐらいの年齢の男性が 子供たちとね、奥さんと一緒に過ごしているっていう、様子を見てハッとしたんですね。

『俺は、何をやってるんだ』と 同じぐらいの年齢の人が ちゃんと奥さんを養い、家族を養いして真っ当に生活してると。

だけど自分はね、それに比べて、その日暮らして、何かしら、ちょっとね、日銭を得て それを、みんな遊びに使っちゃって 『どうせ、俺はだめだ』って言って、フラフラして生きている。

こんなふうにして自分は生きていたら、だめだ っていうことで、ハッとして、そこからね『何か、出来ることはないか?』 って言って、探して そして 何か安く物を仕入れて、そして、 それを売るっていうことを、自分で始めたんですよ。

どっかで、安い物を仕入れてくる、売る、それは、何であっても、仕入れて、売る ということをしてたんです。

そして 小っちゃなお店を、自分で始めたんですね。

けども当然、それは、大した売り上げにならないわけですよ。

ところが、ある日 夜中までね、いろんな自分の仕入れた商品の 在庫整理をしてた そしたら、たまたま 通りかかった人がですね 電気点けて、在庫整理しているもんだから まだ、お店がやってると思って そして もう、営業時間終わった後なのに、入ってきて そして、商品を買ってったわけですよ。

普通、営業時間終わった後なので『すいません、ちょっともう お店終わったんですけど』って、言うんですけど お金ないですから、1円でも欲しいわけですよ。

だからね、その夜に、もう営業時間とうに過ぎた 夜中に入ってきたお客さんに、ものを売ったわけです。

で、お金が入った そして そんな調子でね 夜中に、在庫整理している時に、人が入ってきて ものが売れたっていうこと、これが、お金がなかったから、うれしかったんですね。

それでね、夜中でも、お客さん来たら ものを売るようにしたんです。

お店を夜中まで、クタクタになるまで開けてたら 夜中に人が入ってきて、ものを買うんだ、と 昼間だったら、自分のお店にあんまり、人、入ってこないのに 夜中にやってるお店は他にないから、人が入ってくる、ということに気付いたんです。

そうやって 小っちゃなお店でね、夜中でも営業して 人にものを売っている そういうことを、ずうっと繰り返しているうちに 昼間は、人が来てくれないけども、夜中には人が来てくれる だけど、そのうちに、夜中に人が来てくれる、そのお客さんが 昼間も、来てくれるようになるわけです。

ということに気付いて そして そのお店は、段々大きくなっていったんです。

そして、今や、もうねぇ 知らない人がいないぐらいのね、大きな お店になってしまいました。

それが、「ドン・キホーテ」です。

安田さんという、会長さん・創業者の方が 当初、お店を始めた時は、そんな様子だったといいます。

リストラじゃなくて、会社の倒産から ほぼ、日銭暮らしのような、貧乏人になってでも、そっからね、奮起して、自分の出来る仕事始めて 最初「泥棒市場」っていう名前ですからね。

「ドン・キホーテ」の最初の前身は、その前は 「泥棒市場」って名前から始めて それが、今やねぇ、もうみんな 誰でも知ってるような「ドン・キホーテ」になって、いろいろ、その後も 事件があったりね、火事があったり いろいろなことありましたけれども でもね どん底まで行った、大死底の人だから出来た 発想なんだと思います。

でもね、調べてみると、世の中にいっぱい 貧乏のどん底から、成り上がった人も いっぱいいますよ ピコ太郎が有名になった、ピコ太郎を有名にした ジャスティン・ビーバーっていうね アメリカの歌手がいますけど ジャスティン・ビーバーも、貧乏な家で生まれて トレーラーハウスっていうね 家がなくて、車のキャンピングカーみたいな ところで生活している集団 貧乏集団があるわけです。

アメリカ行ったりすると、そういうのね ヒッピーみたいな、貧乏な家で生まれて ずーっと、誰にも注目されないで でも、YouTubeで、自分の音楽を発表していたのが認められて、そうして、もう今やねぇ ジャスティン・ビーバーっていったら 大人気の歌手に、成り上がりましたけど、そのジャスティン・ビーバーに いいね!ってされて、ピコ太郎さんもね 売れない芸人だったところから 一気にブレークしてね、いきました。

今、本当にそうやってね 一生懸命、ひたすら 努力を続けている人間を 誰かが、認めてパッと花開くと、どん底からね 億万長者になるっていうぐらいの チャンスのある時代なんですよ、昔よりも。

だから、本当にねぇ、マッシュルームさんも 可能性が、たくさんあると思うんです。

これ決して、根性論で、励ましで、言ってるわけじゃない。

実際、本当に私〈が聞いたこと〉も、とっても貧乏なところから 『給料なんか、いくらでも良いんです』でもね 『あなたのとこで働かせて下さい!って来た人が 本当に、正社員になっていった』と、 うちでも、そうです うちでの事業でも、そういう人いますよ、いっぱいいます、だけれど、その人たちに 共通してたところは、やはりね 本当に一生懸命、決してさぼらない。

そして 、素直で、勉強する。

叱られても 上手くいかないことがあっても 一生懸命、努力する。

そして、何とかして、会社の役に立ちたいそういう気持ちがね、もうバンバン伝わってくるんですよ。

こういう人間を、苦労してきた経営者は絶対捨てないんです。

そして、チャンスを何か、開いてあげようとする おそらく、辛い思いをしてきた経営者ほど そのようなチャンスを 同じような境遇でもがいている人たちに対して、提供しようとする。

そういうもんです。

ですから是非ね、マッシュルームさんも 具体的に動いて下さい。

貧乏を嘆くんではなくて、具体的に動いて下さい。

その具体的な方法とは、何か?

チャンスを開こうとする、開いてくれようとする、そのようなことを、仕組みとして持っている会社を探して、そこに、応募する。

そして、また、厳しい研修制度を持っている会社を 探して応募する。

その時に 履歴書の書き方、面接の仕方、決して格好つけることなく、自分はこうこう、こういうことですけれども、私の例を、出してもいいです、あるお坊さんに、こういうふうにして言われて、そして、ハッとして、一生懸命 これからね、自分も頑張って、生きていきたいと思う。

そういう思いを、きちんと伝えて、そして、本当にそれを証明するために、働く 一生懸命働く。

必ず、その小さな信用が、次に、また大きな信用に ちょっとずつ、ちょっとずつ、膨れ上がっていくものです。

とにかく お金というものは 信用につくんです。

その人が、どのように、生きてるかという どのように、働いてるのか その信用につくんです。

そこに、貧乏であるとか、結婚している・いないというのは 全く、関係ありません。

その人間が、信用するに値する人間かどうか 常に、人は、それを見ています。

信用ある人間は、常にそれを見ています。

そのことを忘れないで、頑張って下さい。

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