飲食店開業プロデュースをしております、松島です。
さて、今回のお仕事は「ラーメン店開業」がミッションでした。
それも、アメリカ合衆国北限の地アラスカアンカレッジで。
オーナーは30代の若きバイタリティーあふれる方。
単身アメリカに渡り、苦労の末市民権を取得し、今はカフェを経営しています。
アラスカでは、ラーメン専門店がないことに目をつけ、アラスカ1号店をと、今回の依頼になりました。
我々のコアミッションは、ラーメンのレシピを10日間で作り上げることです。
到着次第、現地の食材を確認しました。
乾燥シイタケOK、生姜OK、にんにくOK、鶏ガラOK・・・・・etc
早速試作、1回目は・・・・・薄すぎてだめでした。
レシピで注意することは、現地の嗜好にある程度合わせることです。
いくらこちらが、「これがおいしいだろう」と思うことを押し付けても、繁盛店は叶いません。
しかし、「ラーメンのおいしさはここだ!」というところを外してはいけない。
数日が経過し、オーナーが持ってきた食材が「ハリバット」です。
あの大きなヒラメの怪物のアラが安く手に入りました。
身が崩れないように、鶏ガラと弱火でゆっくり炊いて、澄んだスープを取り、
塩だれでラーメンを作りました。
これが絶品!
(アラスカラーメンと名づけられた、ハリバットの湯の塩ラーメン)
日本では食べられない、すごく価値のあるラーメンです。
アラスカの地で、日本から誰もが憧れる究極のラーメンになることを願っています。
オーナーや、その後友人の方々には、宿泊のお世話など、親身になってやっていただきありがとうございました。
繁盛まで、日本からもできることはありますので、フォローしていきます。