経済が長期にわたって低迷中、日本への憂い

長期低迷 最近の想い

みなさん、日本が今元気がないのはなぜだと思いますか?

私が思うところなのですが、一番根本は・・・・・最低賃金が高いからではないかと。

私は、そんなにたくさんの業界にあまた知識がないので、飲食業に基準をおいて言わせていただきます。

私が大学生の頃、25年近く前の話ですが、スタート時給は430円位でした。
500円あると、随分いいほうです。
社員はというと、そのころは飲食業の拡大期で、人材不足も拍車がかかり、1ヶ月250時間労働なんて当たり前の頃で、それでも、サービス残業で時給に換算すると300円台だったという悲しい話が当たり前の時代でした。

そんな中で、外食企業は利益が出ていたのです。
飲食業界の売上が伸びていく方向なので、当然といえば当然かもしれませんが、それは、安い時給のパートアルバイトの方々に加え、正社員の労働単価も安かった。

やがて、社員の最低賃金が徐々に引き上げられ、企業は正社員の人数を減らすことで、パートアルバイト比率を高めていたのですが、それも、昨今のデフレで、もう限界になり、中国製の安い労働力で作られた製品を使わざるをえないようになってしまった。

長期低迷

つまり、日本で飲食業においては、経営環境と労働環境がなかなか両立しないです。
飲食業界で働いている方々もそうですが、経営者の方々も決して楽ではありません。

そういう業界がたくさん出てきているし、逆に、失業者は溢れています。

私は、経済学者ではないので、そんなに簡単じゃないという方もいるかもしれませんが、 今まで規定してきた、最低賃金を一挙に下げたらどうなのでしょう。

例えば、最低賃金を3割下げたとしましょうか。
もし、退職者が出なければ、かなり経営が改善します。
賃金が下がったからといって、失業者が多い中、そう簡単にはやめないでしょう。

一方、賃金が下がることによって、商品購買力が下がるかどうか・・・・それを考えると・・・・ウーンとうなってしまいますが。
いわゆるデフレの進行を加速させてしまうのでしょうか。

私は違うと思ってます。
なぜならば、労働集約型の会社は、経営が改善するから、雇用機会が増えます。
失業で収入がなかった人たちの購買力は雇用によって上がります。
また、日本から出て行った企業が、労働力が安くなるので、日本に帰ってきます。
そうすれば、たとえ最低賃金は低くても、仕事が増えるところはいい労働力が欲しいので、また賃金は上がってくるはずです。

賃金を下げて、国際競争力を上げないと、日本の商品は売れない。
売れなければ、仕事がないのです。

そもそも、賃金が右肩あがりに上がっていて、商品価格が落ちているのに、いつまでたっても購買力が上がってこない。
実際、購買力は、会社の海外移転と、日本の高賃金による国際競争力の低下で、失業率が上がり、失業リスクがない公務員がスライドで賃金が上がってきたツケなのではないでしょうか。
公務員の給与は、失業率も勘案したものに変更すれば、5%近くはまだ落とさなければおかしいでしょうに。

賃金を下げ、同じ給与をたくさん働いてもらうようにしましょう。
日本の競争力は上がり、また経済は成長するはずだと思うのですが。

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