吉野家の決算、17億円の黒字予測が、11億円の赤字になる模様。
人件費の高騰が原因と書いてあるが、、、、。
私が今の吉野家を見て思うのは、食材に手を広げすぎたのではないだろうか。
牛肉のショートプレートが主な食材であったが、それを豚肉、うなぎとラインナップが広がった。
確かに、吉野家の内側から見れば、たまに利用してみようかと思うメニューではあろう。
かといって、うなぎを食べようと思って吉野家を第一選択肢にはしないだろう。
まぁ、ほかのお店でうなぎ食べるのより、安いから食べるのです。
あくまでもコスト競争に勝って選ばれますから、儲けは削る必要があります。
そうなると、売れてうれしい商品ではなくなる。
本当は牛丼が売りたいんでしょ?ってところを外していって、すき家のような牛丼外のチェーンを保有する会社と対抗できるとは思えません。
吉野家はあくまでも牛丼専門店であり、丼屋さんではないと。
すき家のやり方に迎合しすぎたのではないかと。
オペレーションが複雑化し、人への負担が人不足を招いたのではないでしょうか。
吉野家のスタッフは、そもそも超単純作業を極めることにより、生産性を保っていたのだと思われます。
最近発表されたことに、
AMAZONジャパンとコラボし、輸入ワインを1杯100円で販売するようです。
ちょい飲み需要+ワインの関税が下がる(2019年から1本あたり100円DOWN)を狙ったのでしょうね。
吉野家の牛丼には白ワインが使われているのは有名ですが、どんどん立ち位置がぼやけてきています。
長い目で見て、整理するときが来るはずだと思います。
さて、本当にやるべきことは、お米も値上がりしているようですし、そろそろ値上げです。
すき家、松屋は値上げしたのですし、コスト削減だけが戦略ではないと思います。
値上げに消極的になるのは、デフレ時期のトラウマがあるからでしょう。
本当に値上げして客数がついてくるのだろうか、、、と。
もちろん一時的に落ちますよ、、、しかし人不足なんでしょ?
いったん、兵を引いて、そこから建て直しをしなければ、ズルズルいって余計に赤字は拡大すると私は見ます。
吉野家が、お客さまにとってなくなっては困るお店であり続けること、、、そこを忘れないでほしいです。