牡蠣小屋の季節ですね!│営業許可について

飲食店経営

クリスマスイブ、家族でお過ごしの方、カップルで愉しむ方、一人でしみじみの方、

いろいろなスタイルが見受けられる、おそらく1年ではまれな日の一つ。

プレゼントに悩まれておられる人も。

さて、クリスマスを過ぎると、その次のお正月を過ぎると、、、、

「牡蠣」がおいしい時期になりますね。

もう早くも、各地で牡蠣小屋が煙を上げていることと思います。

昨今のバーベキューは、ちょっとしたブームですが、

実はバーベキューは、法的にグレー(むしろ黒に近い)の部分が多いのです。

バーベキューの食中毒の発生をどのように防ぐかを考えたらわかるでしょう。

牡蠣小屋

牡蠣・肉・野菜など、さまざまな食材を食べられるバーベキューガーデンは存在可能なのでしょうか?

例えば「飲食店営業許可」で届け出る場合は、

清潔な調理場が必要ですし、調理場・客席などは法律の制限を受けます。

屋根がない野外席が50%を超える場合、飲食店営業許可だけでは通りません。

グレーとして逃げる場合は、「野外席はどのお客さまも利用できる、飲食店専用席ではない。」と言わなければいけません。

飲食店の売上高が、バーベキューの売上高を上回る必要もあるでしょう。

一般的に、牡蠣小屋はどういう免許を取っているかというと、

「魚介類販売業」の許可を取得しています。

ということは、魚介類を販売していますが、そのほかは持ち込み可能であることをうたわねばなりません。

そこで、牛肉も焼きたいよね、、、、とか鶏肉もないの、、、とかお客さまの要望もあると思うのですが、

その場合、「食肉販売業」の許可が必要になります。

またそれぞれの施設は1つの営業許可しか取得できないので、

牡蠣小屋で牛肉を食べたければ、近くの販売店で牛肉を買って食べる形でしか成り立たないのが現状。

そのほか、お酒類やご飯類も同様に、買って食べてくださいとなっているはず。

*これを断ることはできません。

牡蠣小屋が親切で持ち込み可能にしているわけではなく、営業許可をかいくぐるためです。

また、厳密に言って、牡蠣小屋の牡蠣の料金は消費税8%でなければなりません。

持ち帰ってその焼き場で勝手に焼いて食べている形になります。

また、炭代、席代などは当然、消費税10%です。

求められるサービスの形態がクロスオーバーしている昨今ですが、

なかなか「あってほしいサービスやビジネスが実現しない」のは、

規制がかかっているためでもあります。

牡蠣をたくさん買って食べるばかりでなく、

牡蠣小屋は、飲食店と違い、いろいろ持ち寄って食べるのも許される楽しみ方です。

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