覚悟を決める、、、死ぬ気で頑張ってる人を応援する人が現れる

心構えの話

いま、おそらく様々な困難が、皆様に降りかかっていると思われます。

解決できるかどうかもわからない、先が見えない不安にとらわれているでしょう。

そんな時、大愚和尚のお話は、とてもしみるのです。

慰めでもなく、激励でもなく、心が座ります。

大愚和尚

*以下、書き起こしです。


メンタル豆腐さん25歳の男性から頂いたお悩みです。

私は転職した会社を1ヶ月も経たないうちに退職してしまいました。

私のこの選択は正しいのか今も分かりません。

また結婚を控えている婚約者もいます。

その方とは本当に婚約したいと思っていますが、自信がなく本当にできるのか、もしかしたら失恋するのではないかといった恐怖心と、仕事がうまくいかず毎日一人で余計な考え事もして、結果出社することが怖くなり、周囲の人が怖くなり、うつ病のような症状も出てしまい退職という逃げ道を選んでしまいました。

自分のような本当に弱い人間はどうしたらいいんでしょうか。

婚約を控えているパートナーのことや、今後の仕事先もどうしたらいいのでしょうか。

覚悟を決めるということが怖いです。

わがままであり放漫な自分が大嫌いです。

どうしたらいいのか訳が分からなくなってしまいました。


*大愚和尚の説話


出家という言葉があります、家出の反対ですね。

出る家と書いて出家ですね。

私の定義によれば出家というのは、どこか山にこもって修行をするということでもなければ、

ヒッピーのようにどこにも定住せずに、あちこち旅を続けるということでもありません。

どこにいようが、どこに行こうか自分の固定概念や自分の小さな殻、そこから出ないうちは、

その固定概念や小さな自分の殻にこもったまま、山に行ったりいろんなところを旅してるだけになるんです。

それを出家とは呼びません。

出家とは自分の「私という思い込み」を捨てて出て行くっていうことです。

私ってものをどんどん捨てていくっていうことです。

私っていうものどんどん脱いでいくっていうことです。

メンタル豆腐さんと言いにくいので、 MT さんにしますね。

で MT さんの問題は何かって言うと、覚悟を決めないことなんです。

覚悟が決まるっていうのは、かなりですねいろいろな準備や条件が整ったので覚悟が決まる、

覚悟を決められるっておもっていらっしゃる方が多いんですけど、逆なんです。

覚悟を決めるので、その覚悟が決まったことによって、必要な準備とか必要な条件のそろってくるんです。

登山を考えたらわかります。

近所の裏山に登るぞって決めたら、まあ天気の良い時だったり夏場だったりすればね T シャツに短パンとタオルと水筒ぐらいで登れますよ。

だけど富士山ってなると夏場でもそうはいかないじゃないですか。

富士山登頂するぞっていう覚悟を決めたら、それに向かっての準備は富士山に登るための準備になるんです。

エベレストだったらどうですか。

エベレストに登るぞってなったら夏場でも全然装備が変わってくるわけです。

準備のレベルも変わってくる、装備品のレベルも変わってくる、体力も変わってきます。

覚悟が決まるからいろんなことが決まっていくんです。

さて処方箋ですけれども 、MTさん、まずね覚悟を決めなさい。

今の婚約したいと思ってる人がいるんだったら、結婚するって決めるんです。

結婚したら、当然子供もね将来できてくるかもしれないってこと考えれば、

奥さんが妊娠してる間、奥さんは働くことができませんので、その間もちゃんと家計を支えていくぞ、ということが今度決まっていきます。

確かに結婚をするとかね、就職をするってものすごくこう覚悟のいることだと思いますけどね、

覚悟を決めるから頑張れるんです。

そのような人間にどうやったらなれるんですか、覚悟を決められるような心の強い人間にどうやってなれるんですかって、

MTさんはそういうかもしれませんけども、違うんですよ根本的に違うんですよ。

覚悟決めるから、そしてその決めた覚悟を小さくやり遂げていくので、段々覚悟を決められる人間によりなっていくんです。

覚悟を決めない限り、心の強い人にどうやってなれるんですかといっても、なれないんですよ。

覚悟を決めて、その自分が決めた覚悟をやり遂げていくっていう経験を積み重ねることによって、

何にも覚悟を決めたからといって、それが成就するかどうかっていうの保証は誰にもありませんよ。

ないんだけれども、そこに向けて自分が覚悟を決めた事についてやり抜いていくので、力はついてくるんです、自信がついてくるんです。

ということで自分みたいなメンタル豆腐、心の弱いものはこれからどうしたらいいんでしょうか、どうしたら強くなるんでしょうか、、、、

覚悟を決めてください。

振られるかもしれないけども、彼女にあなたと結婚したいと、結婚するつもりで自分も頑張るんだと、その覚悟を宣言してください。

彼女のご両親の所に行って正座をして、背筋を正してそして彼女と結婚したいですと言ってみてください。

その時にお父さん突っ込まれるでしょう、「あんた仕事は」って。

それを突っ込ませないために、仕事も頑張るんです。

そこでねお父さんがいろんなことを突っ込んでくるっていうのは、いいことなんです、大事なことなんです。

彼女も突っ込んでくるかもしれません。

「そんなこと言ったって仕事はどうするの?」

それを突っ込ませないように、準備を進めていくんです。

まず、最初に覚悟を決めるっていうこと、そこから物事がスタートしていきます。

ということで MT さん、結論です。

結論は、覚悟を決めてください。

結婚すると決める。

ね、それで彼女から振られるかもしれませんけれども、まず結婚すると決める。

結婚すると決めたら、じゃ結婚してからどうやって食べていくのか、子供が産まれたらどうするのか、でその後のことがいろいろ想像されるとおもいますね。

で、そのできなかったらがどうしようっていうことを考えるんだじゃなくて、

覚悟を決めて子供が産まれたらどうするんだ、と結婚したらこうするんだっと、仕事はどうする、養育費はどうする、そういうことが具体的になってきますね。

そのことに頭を使って欲しいです。

MTさんの頭のエネルギー、身体のエネルギーを、出来なかったらどうしようということに費やすんではなくって、

結婚する子供が生まれる、じゃ子供を養っていくためにはどうしたらいい、結婚していくためにはどうしたらいい、

そっちの方向へ同じエネルギーであれば使ってなきゃいけないです。

それでね、一度でいいから、一度でいいから、死ぬ気でやってみる。

一度でいいから、頑張ってみるっていうことを、どっかで、やっぱりやらなきゃいかんです。

人生大変です、分かりますよ。

でもね、やっぱりね、死ぬ気で頑張ってる人は誰かが助けてくれるんです。

いい加減に生きてる人っていうのは、やっぱり、助けられないんです。

お寺にいるといろんな人たちの人生をみます。

いろんな人たちの生き様、いろんな人たちの死に様をみます。

結論から言うとね 、学歴や資産のあるなしではないです。

死ぬ気で生きてきた人たちっていうのはね、面白いことにどこかで道がちゃんと開けてくるんです。

やっぱり、死ぬ気で頑張ってる人を応援する人ってのは出てくるんです。

人生っていうのは、自分一人で何とかしていかなくてはいけないんではなくって、

自分が死ぬ気で頑張っていくことによって、助けてくれる人達っていうのがどんどん自分の周りに出てくるっていうことなんです。

これが人生の豊かさであり、人生の面白いところなんです。

条件は一個だけです。

ルックス、学歴、社会的地位、、、違います。

その人が死に物狂いで生きてるかどうかです。

でやっぱり、それをね、ちゃんと見逃さないで支えてくれるって言う人たちが必ずいるし、面白いことに、世の中の突破口ってのはそうやって開けてくるんです。

ですから覚悟を持つっていうことは、そういうことです。

死ぬ気でこれをやり通す、死ぬ気でこれをやり通す。

何の保証もない人生だからこそ、自分がその言葉を吐ける人間、覚悟をもってそれをやるという、そのことを決めて、そのことを小さく成し遂げていく人間が信頼されるんです。

メンタルが柔軟であるということはいいことです。

メンタルが弱いってのはだめです。

メンタルがガチガチに固まってるってのも駄目です。

私はいつもね、「竹のようなしなやかさ」というものを持ちたいと願ってます。

メンタル豆腐さんは自分のことメンタル豆腐って言ってますけど、メンタル竹に変えてください。

メンタル豆腐もメンタル竹も頭文字を取ったら MT さんです。

でもこれからはメンタル豆腐の MT じゃなくてメンタル竹の MTになってください。

覚悟 を決めること、そして、自分が決めた覚悟は死に物狂いでやり通す。

そこから開けてくる一歩があるんです。

応援してます頑張ってください 。

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