林原といえば、食品業界でかの有名な「トレハロース」を量産化し、価格を数百分の一まで安くした会社です。
わが社も、レシピを組む中で、重宝で使ってます。
例えば、焼き菓子の行き過ぎた乾燥を抑えるために、砂糖と置き換えたり(砂糖より人間の感じる甘味度が約半分なので、沢山入れることが可能で、さらに水分を保持する機能を持っているため。)、同じようにモチモチした食感を長持ちさせるために使います。
また、水分活性を抑え、腐敗を遅らせたり、甘みを抑えたお菓子を作るのに入れたりします。
まー、こんな重宝な機能性食品(化粧品にも入っていると聞きます。)を量産化して、何でこんなことになってしまったのでしょうか。
報道をかいつまむと、不動産に手を出し、粉飾決済が発覚、メインの中国銀行が手を引いたようです。
また、事業再生ADRによる再建で進むつもりであったようですが、債権者集会で紛糾し、事業再生ADRによる再建を断念したようです。
このことは、一部の金融機関には知らされず、水面下で話は決まっていたようです。
筋を読めば、それを仕掛けたのはどこか、わかりますよね。
しかし、こんなに便利で、安い機能性食品を、なくさないでもらいたいものです。
メインバンクには、粉飾などをしないで、キチンと筋を通していないといけないですね。
銀行さんしだいで、会社の血液といえるお金の流れを止めてしまいますからね。
私も気をつけなくてはいけません。