飲食業界は確かに簡単ではない│私たちの仕事の意味を考えてみた

飲食店経営

こんにちは

飲食店開業コンサルティングが主な仕事でやっております、松島です。

さて、飲食業界、、、特に新規参入における生き残り可能性についてです。

このグラフを見てください。

それぞれの業態が一体何年目まで続いているかの情報。

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※Synchro Foodさま提供

この棒グラフの青、赤が示すところは、3年で閉店する割合です。

なんと残酷な数字なのでしょう。

一方、和食、寿司、フランス料理など、テクニックを要する業態は長続きします。

参入しやすく、閉店になる可能性も高い業界です。

なぜそうなるか、、、、

30年もにわたりこの業界に関わり、さらに、飲食店の開業支援中心の仕事をやってきて感じることは、

「飲食店の開業テクニックは、様々な人が安易に語るほど簡単なものではない。」ということ。

話は変わりまして、このシーズン、プロ野球選手の引退や悲しいかな戦力外となる話が聞こえてきますね。

そのニュースを見て思うのですけれど、飲食業界とよく似ています。

飛び込むときは、意気揚々として夢を描いているでしょう。

しかし、いざ競争となると、プロのレギュラーになる選手の数は決まっています。

何人もの人がプロの登竜門をくぐりますが、やがて競争に負けて退場する人は必ず出てきます。

飲食業界も同じことが言えます。

飲食業界は極端に膨張もしていなければ縮んでもいません。

最近は徐々に伸びています。

女性の社会進出が高まり、家事から解放される方向もあるのでしょう。

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しかしながら、参入も少なくないため、その中の生き残る数はある程度限られています。

アイデアのみでも生き残れませんし、運営スキルだけでもダメ。

それに加えて、物件を見る目などは運営スキル以上にオープンでは必要になってきます。

また、融資を受けるには数字に強くなければいけません。

さらに、最初は資金が余裕がないのがほとんどで、広告宣伝は主にSNSで自前でやる必要に駆られるでしょう。

皆様にとっては、やってみなければ、わからないことがたくさんあります。

業種業態ごとに、重要視することも違います。

夢を追いかけているとき見えなかったものが、

お店のオープンが近づくにつれ難しいことに挑戦していることに気づくことでしょう。

さて、だから飲食店はやるべきではない、、、、と忠告する人もいるでしょう。

私はそれには賛成しかねます。

プロ野球選手にはなるべきではない、、、というのと同じだからです。

夢も持たず、働いて食べていけるだけの人生がいいかどうかという価値観の問題にもなるでしょうね。

皆様の夢が現実になっていくために、、、私たちの存在意義はある。

私どもはそう思っています。


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