あけましておめでとうございます。
2010年をどういう歳にしようかと、思案しているところです。
昨今、何のために働いているんだろう・・・・そう思い始めています。
家族のため・・・でもあります。
自分のため・・・でもあります。
お客さまのため・・・でもあります。
一緒に仕事をしている人のため・・・でもあります。
会社は、個人のものでもないし、会社を大きくすると言うことは、より大きくお客さまに貢献しての話ですから。
ですから、働くのは、お客さまにより役に立ってからということであって、お客さまのために働くのは、そもそも当たり前の話で、仕事が仕事たる根本ですから、おきゃくさまのためというのはおかしいかもしれません。
商品が売れたり、サービスがお金になったりするのは、そのことでお客さまが喜ぶことが前提なんですけど・・・・そうじゃない話が最近多くなってませんかね。
若い人が熱中しているネットワークビジネスがそうです。
入会するためにお金が必要だけど、誰かを紹介するとお金をもらえる立場になる・・・・というパターンのビジネスです。
よくよく考えて、その入会金以外に外からお金が入ってこないのであれば、やがて破綻するビジネスであるにもかかわらず、ひとつふたつの取引の小さいところに注意を集中させて、さも現実に何もしないでお金が入るような錯覚を利用して、小額の被害者(被害者本人がそう感じない場合もありますが、被害者が加害者になるのも問題です・・・)を多数出してしまいます。
とにかく、何もしないでお金が入ると言う仕組みは、何らかの被害者を生みだします・・・が、仕組みの中で商品やサービスが売れることでお金を生むようにするのは、純然たるビジネスです。
その商品やサービスが世の中に喜ばれるものであると言う大前提が必要です。
仕組みは、商品やサービスを生かすための道具であって、決して仕組みがお金を生むのではないのです。
それは、ブログや最近流行りのツイッターやウェブショップの世界でもそうですし、マーケティングの世界全てそうだと思います。
あくまでも仕組みであって、それは根本の商品やサービスの質が優秀でない限り、やがて破綻するはずなのです。
ところが、今の現象では、たいしたものでもないのに、仕組みの力で売れてしまうものもあります。
そこがややこしいところなのですね。
私は、本物志向でありたいと思います。
しかし、仕組みの重要性も身にしみてます。
本末転倒せずに、キチンと本物を作って、お客さまの喜ぶ顔を見たいですね。
今年も、地道にそういう歳にしたいと思います。
また、仕組みの力も借りて・・・ですね。