山下達郎の曲から若かりし頃を思い出した!

飲食店経営

こんにちは

口を開けば、暑い日が続きますねが挨拶になってますね。

夏になると、聞きたくなる音楽は何かと言われますと、第一に、山下達郎と答えます。

 

私が貧乏大学1年生の夏休み、アルバイトで家電やさんのビデオデッキの営業をしました。

なぜ、家電やさんの営業を選んだか、、、第一に給料がよかったこと。

日給4,000円でした。

その当時、肉体労働、、、例えば工事現場の仕事なども日給4,000円から4,500円でした。

引っ越しのアルバイトは、いいところで5,000円です。

1日500円で暮らせてた頃のことですから、1日働いて一週間は持たせることができました。

家電屋さんだったら、暑い中汗かくこともないし、その割にいいなと。

その家電屋さんのど真ん中のメインに据えられたビデオデッキとテレビで、エンドレスに流れてたのが、山下達郎のイメージビデオだった。

 

甘かったです、1台10万前後のものを、素人の学生アルバイトがそうやすやすとは売れず、

しかしながら、毎日プレッシャーを受けながら、後半になってやっとコツをつかんだ。
そのコツとは、迷ったお客に、「これつけます、、、あれつけます」と餌を撒く。

お店のバックヤードにエッチビデオの棚があり、男性客には、「2本ダビングしてつけます、、、」という奥の手を知った。(笑)

しかし、期間中のいただいた日当分稼いではいなかったと思う。

 

さて、山下達郎の曲からふと飲食店のことについて考えました。

ご存知の通り、ロングランヒットが多い部類のミュージシャンですから、当然ながらベストヒット集みたいなのができます。

今回はその、ベストヒット集について考えました。

 

顧客は人気のあるものを選りすぐっているものに価値を感じるのだろうか、、、ということ。

確かに、いいものが次々に聞けるベスト盤は悪くはない。

しかし、今回のベスト盤は、、、NGだった。

なぜならば、「高気圧ガール」と「クリスマスイブ」が入っているのです。

どちらの季節にもどちらかが合わない。

なんでこうなったんだろうね。

そういえば、「俺のフレンチ」に行ったとき、安いからと言って、フォアグラ、オマール海老など目玉商品を次々に注文し、

それで結果的に、胃が重たくなり満足しなかった記憶がよみがえった。

結局、リピートする気にはなれなかった。

 

リピートする基準はあくまでも「満足感であり」、「お得感ではない」というのが結論。

飲食店に行くこと自体、世の選択肢からして、お得ではない行動です。

総菜やさんやスーパーで安上がりの食事はできます。

そういう選択をしないと決めて、飲食店を訪れたのに、お得ですよ、、、と来るのはピントがずれてます。

※セットにしてお得をアピールし客単価を誘導するのはありです。しかし、余計なものを食べさせるのであればマイナスです。

あくまでも、あーセットにしてよかったね、、、と思う構成にしなければいけないです。

choice_menu

また、飲食店でよくある光景ですが、

メインもサブも選べるメニュー構成になっているところ。

これも、場合によっちゃ考えものです。

週に数回訪問の可能性のある業態(例えばオフィス街のランチ狙い)であればそれはあり。

飽きを回避しながら、自分の気に入る組合せに到達できるからです。

 

しかしながら、年、数回しか訪れない業態であれば、全くピントがずれた戦略になります。

どうやって満足できるかわからないまま、顧客は満足する組合せを見つけられない。

そういう業態こそ、ほぼ決め打ちでやるべきです。

こういう組み合わせだったら、満足できるはず、、、そういうご提案を提示できないなら、

その飲食店はどうなんでしょうね。

お客さまの心をつかもうと試行錯誤を放棄し、「あなたが選んだんだから文句ないでしょ」と言っているようにしか見えません。

 

そう、「おすすめのメニューや組合せを強烈に押すべし!!」それが顧客にとって満足であれば!!

ここが繁盛のポイントです。

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