首都圏と九州(特に福岡)を行ったり来たりしております。
どちらにも言えることですが、飲食店でも物販でも開業するためには、立地は重要だといわれますが、
同じ考えで立地を探していいのでしょうか?
双方も際立つ違いで言えば、車社会かそうでないかの点です。
福岡は、中心部を除き、車での来店が重要になります。
ということは、駐車場の有り無し、入りやすさ、車からのお店のわかりやすさ、
車でのアクセスのしやすさが重要な視点となります。
一方、首都圏(特に横浜から都内24区)で言いますと、車での来店はほぼ影響がない状況。
視点としては、ランチ需要を考えるならば、昼間人口。
細かい立地での有利不利もあります。
例えば、近くの商業施設や主要駅からの徒歩による人の流れ。
新しくお店をOPENされようとする方は、まず立地選びを慎重にされると思いますが、
上記の点は押さえておいてください。
弊社では、飲食店の売り上げ予測モデルがあります。
たくさんの実証データを積み上げて、出来上がったもの。
基礎データは、商業統計、国勢調査から読み込み、
店舗の周辺状況や視認性を加味し、家賃等から割り出される数値からの予測です。
候補物件が上がれば、すぐさま解析し、優劣の判定をいたします。
大まかに言いまして、厳選された物件(例えば10件に1件程度)の範囲から、
さらに、80%はふるいにかけられます。
それから計算すると、空き物件で最初に勝負をかけられるのは2%に過ぎないということです。
これがサンプルです。
※この物件は、最終候補にはなりましたが、他に有利な物件があるために、スルーとなりました。
固定店舗は、いったん選んでしまえば、動くことは不可能。
いい物件は、他の手に渡るのも早いです。
素早く判定し、契約をしなければ成功の扉は開きません。