偏り、偏見、先入観│バイアスに気づきそれを打ち消す

バイアス 飲食店経営

飲食店の開業プロデュースを仕事にしている松島です。

今回のブログは、バイアスについて書いてみます。

例えば、「あなたが会社のオーナーだとして、CEOを一人任命することとします。」

「その人を絵にかいてみてください。」という題材が与えられたとします。

そしたら、男性の絵を描くでしょうか?女性でしょうか?

大方の人が、男性を描くのではないでしょうか。

私たちはそういう偏りのある考えに、無意識に支配されています。

バイアス

飲食店をプロデュースする場合、私たちは、偏りのある考えを利用している面もあります。

例えば、お店の外観を考える時、販売しているお料理を念頭に置いて企画します。

それは、一般の方々の、「こういった外観のお店にはこういう料理があるのではないか。」という

先入観を利用しているのですね。

飲食店を企画すると言うことは、先入観を意識して組み立てなければいけないです。

しかし、一方、お客さまの期待的視点の範囲だけで企画してしまえば、

誰もが考える、よくあるお店にしかなりえません。

そう言った点において、私たちはバイアスを否定するものとして意識しなければいけません。

何年もこの仕事をやっていると、必ず出てくるのが、

経験によって「これはダメ、あれはいい」と安直に判断してしまいがちになるのですね。

それは、経験によって、私の意識に良くないバイアスが蓄積していることにもなります。

常に私たちが意識しなければならないことは、

様々なことをゼロから考えることです。

いつも「なかなか難しいことだ。」と思っています。

経験が邪魔しないように、一から思考実験を繰り返さなければいけない。

また、一方、一般のお客さまの持っているバイアスも意識しなければいけない。

とんでもない素材の組み合わせ、とんでもない調理法に興味を持ったり、

それを組み合わせたものが成立するのかを考えたり、

いつもいつも繰り返しやっていかなくてはいけない。

ここにひとつ言えることがあります。

「飲食店は経験がなければ成功しない。」というのはバイアスであって、

全くあてはまりません。

経験があって、なおかつバイアスがきつい人ほど成功には遠いと思うのです。

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