台湾で飲食店のOPENの手伝いをして感じたこと・・・・
台湾の飲食店は日本の3倍以上元気だ。
その理由を探ってみた。
日本では、飲食業界は最悪の時期は去ったものの、
まだまだ予断を許さない経営環境が続いています。
ブラック企業というレッテルが貼られる中には、
AMAZONやユニクロなどの最先端企業に交じって、飲食業界をけん引した会社も入っています。
さて、つい最近まで、台湾に出店するお手伝いをしていました。
原価計算など、現地の食材を使って作ったのですが、
日本に比べすごく儲かる経営構造が割と容易に作りやすいなぁと感じました。
その理由をまとめると
1.原材料が日本の半値から2/3
2.人件費も日本の半値
3.出店コストも日本の半値
4.光熱費も明らかに安い(どこに行っても冷房がガンガン効いている)
5.一人当たりの飲食にかける費用は日本の2/3程度はかけるから決して安くない
6.外食の機会・・・・日本の倍はある
7.店舗の建築の規制が緩い
8.法人税が日本の約半分
また、
競争相手であるスーパーマーケットの惣菜は皆無。
コンビニエンスストアの惣菜はレベルが低い。
そういうわけだろうと思いますが、台湾の飲食店はどこも元気です。
要するに、食べる選択肢が外食OR内食で中食がほとんどないのです。
今考えると、日本においては15年前くらいから中食が発達し、パイを取られて外食業界が随分苦労しました。
日本は特殊な食の構造になっている気がします。
お弁当文化などが他国と違って発達していたことも影響しているのでしょうね。
日本は、諸外国に比べ保存料などの許可の種類が多いと聞きますが、
詳しく調べたわけではないので何とも言えないのですが、
お弁当文化が許したことなのかもしれません。
私は、体にとって保存料はないに越したことはないし、
たくさんある保存料が、単体ではマウスなどで実験され安全が確認されているにしても、
相互作用をすべて調べたわけではないのですから本当に安全とは言えないと思うのですね。
「食」本来の楽しみをもう一度日本に蘇らせるために、
日本の外食業界はもっと栄えなくてはいけないと思うのですね。
これから、女性が社会進出をする日本に変わろうとしています。
家で食べる夕食が、コンビニエンスストアやスーパーのお弁当であってほしくないです。
少なくとも、外食業界がその肩代わりをする社会になってほしいと切実に思います。
そうしたら、家族の笑顔がなくならず、女性が安心して社会進出が出来ると思うのですね。
そして日本の方々も外食にお金を使ってほしいし、
外食業界の方も、頑張ってお客さまの楽しめる環境を作ってほしいです。
私もそのお手伝いをしていきたいですね。