明けましておめでとうございます。
2014年がスタートいたしました。
私は、飲食店開業プロデュース、飲食店経営コンサルタントをしております、松島です。
さて、今年は飲食店の皆様にとってどういう年になるのでしょうか。
外部環境から考えてみます。
現在進行形ですが、円安が進行し輸入原材料が値上がりを見せております。
小麦粉・大豆・トウモロコシなどの穀物価格が飲食店の原材料費の高騰に拍車をかけています。
飼料の高騰で、肉も値上がり、魚も近隣国の乱獲により、値上がりを見せています。
長く続いた値下げ競争も、飲食店にとってはもう限界にきており、そろそろ値上げをしなくてはならないでしょう。
さらに消費税があがります。
消費マインドは、4月~6月は下がると言われており、飲食店の売上も4月~6月は対前年並みか若干下回ると予測します。
また、人材確保が去年まではそれほど苦労しなかったのですが、
ここ数か月は、人不足の傾向が表れてきております。
人材確保のために、人件費(特にスタート時給)を上げなくてはならなくなるでしょう。
経費全般が高騰しますので、
少なくとも10%くらいの価格UPでも、お客さまが減らないような計画を立てなければならないでしょう。
方法としては、高単価商品の開発と低単価商品の廃止と商品の入れ替えで対応するのも一つの方法です。
また、別の視点での対策として、サービスの強化も考えられます。
サービスは原価がゼロですから、サービスの質を上げることで食材原価の高騰をカバーできます。
商品価格だけを上げるのは簡単ですが、客数減につながりやすいので、
出来るだけ、多方面から少しずつでも付加価値をあげて、
お客さまの満足度を落とさないようにしていかなくてはなりません。
株価高騰などで、年収格差は広がろうとしていますので、
高客単価のお店は、順調であろうと思います。
一方、低客単価のお店は、経費率のUPと消費税UPが響き、概ね減収になると予測します。
環境が大きく変化していくので、今まで以上に変化をしなくてはならないでしょう。
頑張ったお店は、大きく伸びる1年だと、私は思っています。