飲食店開業プロデュース、飲食店コンサルティング、食品商品開発を仕事にしております、松島です。
最近よく、農業に「6次産業化」と「農商工連携」の話が出てきます。
どこか同じようで、なぜ二つの言葉があるのでしょうか。
「農商工連携」は、生産者・加工者・流通販売者がそれぞれ主体の仕事をする中で、商品をそれぞれが連携して加工流通販売する形であり、それぞれの中心業務は、生産者は生産を、加工者は加工を、流通販売者は流通販売をするので、あまり変わりません。
しかし、「6次産業化」は農家(1次産業従事者)中心の視点であり、
1次産業従事者が、加工も、販売もやるということです。
ということは、「6次産業化」は簡単なようで、非常にハードルが高いです。
農水産物の商品化をするといっても、ほんと「やるべきことは多岐にわたります。
ざっと思いつく限りですが、
- 「レシピ作成 」
- 「生産設備の設計 」
- 「加工方法の検討工程化 」
- 「設備の許認可取得」
- 「加工現場の衛生管理」
- 「計画的人員配置」
- 「包装資材の選定」
- 「殺菌保存方法賞味期限」
- 「パッケージデザイン」
- 「JAS法に従う表示」
- 「農産物の生産計画と、加工の計画の整合 」
- 「販売先の提案営業」
- 「送付の規格設計」
- 「原価計算と値付け 」
- 「販売先営業アレンジ」
などですね。
これって、食品の加工品を開発するとき何の気なしに流れでやっています。
さていざ、これを農家さんができるか・・・・正直言って簡単にはできません。
そういうわけで、農水省が認定した「6次産業化プランナー」という人たちが全国に設置されています。
経歴は、中小企業診断士やマーケティング関連など色々なのですが、補助金や、パッケージを企画し流通されたような仕事の方は多いです。
残念ながら、レシピ作成をする人、商品化や食品加工工程管理などまで、ワンストップで全部できる人は少ないです。
私たちは、その欠けたパーツを埋めようと思います。
一方、大事なのは、農家さんは農作業でクタクタです。
その上に加工や販売までできるかという、問題があります。
簡単に「6次産業化」ができない現実をどう解決していくかが、私たちの仕事になろうかと思います。
さて、最近ですが、
私たちは、農業に関してもいろいろ調べたのですが、
無農薬無化学肥料栽培を簡単にできる方法を編み出した人に、偶然出会いました。
その方、あまり言ってくれるなというので、ここでは書かないようにします。
そういう方と協力しながら、農作業を軽減させ、さらに農作物の付加価値を高めたうえで、
「6次産業化」をやらないと、農家さんは「6次産業化」を継続していかれないし高い収益は難しい。
そういうことを考えながら、何とか「6次産業化」にのお力になりたいと思います。