2018年が始まりました。
皆様は1年の計をいろいろ考えておられたと思います。
さて、飲食業界にとっては、どういう1年になるでしょうか。
ある業種業態にとっては、とても大変なことが起きる可能性があるとおもってます。
それは、牛肉専門の業態です。
今、好調と言われている、「いきなり!ステーキ」などは、地方へ進出を始めました。
これは必ず、ブレーキがかかり、利益が出なくなるでしょう。
理由は、、、牛肉が環境に負荷をかける食べ物だからです。
1㎏の牛肉を作るのに10㎏~30㎏の穀物が必要だといわれています。
一方、中国など、中進国は経済成長を続け、食物消費を肉などの高付加食材に変えてきています。
爆買いで、牛肉の需要は増すでしょう。
ということは人件費高に原材料費高が重なり、牛肉専門業態には必ず成長にブレーキがかかります。
また、数年おきに起こる、狂牛病やO-157 問題が、昨今頭から消えているのですが、消えている時こそ、起こりやすく大打撃になります。
夏の始まりの時期は大変危険です。
ではどうしたらいいのでしょうか?
そうしたことが起きると想定しておき、
肉だけに特化した業態に絞るのはやめ、素材のリスク分散をしてください。
ラーメンの幸楽苑が業績不振で、いきなりステーキのFCをやってるのですが、
こりゃもう、そこに大変なリスクをはらんでいます。
本来の店舗が、お客さまに価値を届けられなかったのが問題なので、価格で安い、、、で押せないのです、これからは。