はじめてのカフェ開業、何もわからないところから

カフェ

コーワーキング対応のためのメインになるもの探し

オーナーのご要望は、「仕事をしながらも食べられそうなものを、例えばホットサンドのようなもの。」ということであった。

それを踏まえて、メインメニューの検討が始まった。

ホットサンドは食べやすい、、、、しかしながら家庭的でもある。

検討した結果、オンリーワンになりうる、トーストサンドを提案することとなる。

ハンバーガーもホットサンドも、とっつきやすいけれど、ありふれている。

かといって味の想像もつかないものはそもそも売れない。

そうなったらなったで、ご協力いただけるパン屋探しが始まった、、、、

パンの選定に苦労する

弊社の商品開発担当いわく、厚切りの食パンを使いたい、、、、それもスリットを入れてその中に食材を挟みたいと。

なるほど、それだとハンバーガーのように上下ズレることもないし、、、、、しかし最後の数センチは食パンだけになる、、、、どうする?

とにかく美味しい食パンが必要!

探し回り食べ周り、土壇場であるパン屋で見つけた食パンに決まった。

それが「湯種パン」なのだ。

湯種で作る食パンは、小麦粉のでんぷんが膨らみ、柔らかくでんぷん甘くなる。

これを食べた瞬間!これで行きたい!と。

お店の店長と交渉し、やっと下ろしていただくことができた。

コーヒーのオペレーションはシンプルに美味しく!

カフェのプロデュースでは、様々な形態のご提案をする。

コーヒー類をどうするかについても同じ。

ハンドドリップにするのか、マシンドリップにするのかから考える。

今回は、店舗の業態として、専業の店長がつくわけでもなく、複雑化を避ける必要があったのだ。

ハンドドリップで美味しく淹れるには様々なポイントがあり、それなりの教育もしていかなくてはならないが、今回はそのような環境ではない。

安定的な美味しい焙煎屋さんを探し出し、そこの豆を1種類だけ使う。

様々な種類を使えば、様々なコーヒーが楽しめるのだろうが、さすがに管理に戸惑うだろうと予測された。

よって豆は1種類(焙煎も同じ)として、挽き方とマシンの設定を変えることでそれぞれ美味しいコーヒーに仕上げることに。

これも一つのこだわりだと私は思うのだ。

カプチーノ

手作りのものを最小限にいれてオンリーワンに

オンリーワンのカフェを意識すると、どうしても手作り食材が増えてしまうのだ。

とわいえ、作業量が多すぎると、人件費として経営を圧迫する。

ポイントポイントに手作り食材を入れるのが大事だ。

また、仕入れ食材もしっかりラベルを見て、味見をして、ありきたりの味付けにならないよう注意するのは当然だ。

さらにデリバリーに強いメニューを!

もう一つの要望で、今後デリバリーに対応できるものも作ってほしいとの要望。

昨今は、デリバリーを組み込んだ店舗商品構成は必須である。

今回提案したのは「チキンブレスト」である。

唐揚げブームによりもも肉の需要は旺盛であるが、胸肉は価格的に落ち着いている。

また健康志向の方には、むしろ胸肉の方が合っている。

そこで、オリジナルフライドチキンを一から開発。

柔らかく、ジューシーに仕上げる工夫を満載したフライドチキンは、唐揚げとはまた違うサンドイッチにも合うものとなった。

オリジナルフライドチキン

最後に、費用感と期間と人員

厨房配置設計、食材探し、レシピ、教育、撮影、デザイン、オープンフォローすべてがお任せで、今回のご負担費用は、、、、、

総額;160万円(+税)
期間と人員;3か月、2名