飲食店において、接客はどれほどの力を持つのでしょう。
私の肌感覚で言いますと、
都会(首都圏は特に)行けば行くほど、接客で売上が左右されます。
地方に行けば行くほど、「おいしさ」が重要になる傾向があるようです。
それがなぜか考えたのですけど、首都圏は差別化でシノギを削る地域。
飲食店を経営するオーナーは、知恵を巡らせどうにかして埋もれてしまわないように必死です。
食材も、特化したものはどうにかして手に入ります。
どこか特別な食材とのコネがあればいいですが、そこでの差別化は、できても限定的で、差がつきにくい。
一方、サービスに関しては、都会は人口密度が多く、人対人の関係が表面的になりがち。
そこでサービスの質で、お客様の行く店が決まるのであろう。
特に、日頃寄る職場の近くの居酒屋は、接客勝負と言って過言ではない。
接客の基本は、「呼ばれる前に気づく」が基本なのだ。
お客さまから目を離さず、タイミングを見計らって、接する。
そういうスタンスは、非常に重要なことなのですけれど、福岡や大阪においてはなかなか通用しない。
首都圏は、「気づいて欲しい」というスタンスで接客を待つ間があるのだが、
福岡・大阪は、気づく間もなく、呼ばれるのだ。(笑)
気づくということが、通用しなくなりそうになる。
そういうところでも、1歩でも2歩でも先回りしたいものだ。
言われてサービスをやってしまう習慣が身についてしまえば、その時点で売上を上げるサービスではなくなるのだ。