飲食業に関する起業相談

Posted by admin on 2012年3月17日 in うどん, 立地, 飲食店経営, 飲食店開業 with Comments closed

相談内容


はじめまして、Jと申します。33歳です。家族2人(妻)です。
まず、今の私を紹介させていただきます。
現在、車の大手会社で正社員として仕事をやっています。

今の仕事は、つまらなくて起業しようと考えています。
(収入増のためも一つ理由です。)
やりたい業界は、正直に言うと、ちょっと迷っています。

初心者なので、考えていることに対し、おアドバイスをいただきたく、よろしくお願いいたします。

起業したい業界:飲食業(理由:食べるのが好き、起業しやすい、家族だけでも対応可能)

具体的なこと:うどん(麺類)(理由:丸亀製麺のうどんを食べておいしくて、うどんのfastfoodをマクドナルドや吉野屋のように世界に展開していきたいと夢をもった。

実施プラン:飲食店にて修行・開業準備(技能、管理経験を学ぶため・1年間)後に開業

上述の考え方、進め方に関するご意見、起業に対する必要な準備(知識、資金など)進め方、失敗しないような事前計画などのアドバイスをお願いいたします。

起業の初心者なので、本当に起業すると、ご相談の内容についてまだまだ足りないと思いますが、お忙しいところ大変恐縮ですが、ご回答いただけると助かります。

できる限り、ご意見、おアドバイスをいただければ、幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。


回答内容

Jさんはじめまして。
私は、飲食店の開業コンサルティングをしております、松島浩史(マツシマコウジ)と申します。
Jさんのご質問に真摯にお答えいたします。

飲食業は、大変やりがいのある仕事だと思います。
まず、オーナーであるJさんの思い通りのことが出来るわけです。

また、ある程度の資金があれば、資格などは特に必要ないですからお店さえあれば始められます。
お客さまの反応がすぐ目にすることが出来るので、やったことに対する反応が早くわかるのも特徴です。
そういうわけで、比較的参入障壁が低い業種だと言えます。
誰もやれそうに見える反面、誰もが安易に考えて失敗に至る確率も大きいと言えます。

失敗の要因は数々あります。
最も失敗の要因になるのが、お客さまの視点を忘れて、自分のやりたいことに暴走気味にやってしまうということです。
確かに、せっかく独立したのですから、やりたいようにやるという気持ちもわかるのですが、考えている「うどん店」が成り立つか、すでにあるお店と戦っていけるかという観点を抜きには成功はありえないといえます。

たとえ、Jさんが誰もが認めるおいしいうどんを作ることが出来たとしても、ビジネスとして成功するのは、別問題であると言うことも事実です。
最初に気をつけていただきたいのは、1号店の立地条件です。
まず、競合店がものすごく繁盛している、もしくは競合店が遠いか、どちらかの立地を選定してください。

次に、家賃とのバランスとお客さまの見込みです。
立地は絶対に変更できない要素なので、家賃を支払ってなお生活が出来る売上を作っていけるかが重要です。
また飲食店を運営する上で売上を止める要因がたくさんあります。
駐車場が必要な場所で駐車場がなかったり、徒歩でも最寄の駅から遠いなど様々です。

立地に失敗すれば、まず、その場所を選んだ時点で、アウトです。
さらに、運営の勉強も必要なのですが、運営はお店が忙しくなれば、自然と身に付くものです。

次に、問題は資金です。
場所によりけりですが、オープン後最低でも6ヶ月は資金が出て行くと思ってください。
Jさんご夫婦が生活するのに必要な1ヶ月のお金が最低20万円だとすると、開業資金とは別に、最低でも120万円は持っておく必要があります。

資金に関しても、融資を受けるにしても(席数×20万円)はうどん店レベルでは最低用意しなくてはならないでしょう。
出来るだけ、開業資金は節約をするのですが、オープン後に何もしないと、売上がなかなか上がってはきません。
多少の販促も必要です。

そういうことを総合して、まず、Jさんがはじめることは、まず、仮の立地(物件)を探し、仮の経営計画を立ててみることです。
お仕事をしながら、お休みを利用すると良いでしょう。
なかなか良さそうな物件が見つからない場合は、今あるうどん店を参考にすると良いでしょう。

家賃がわからない場合は、近所の不動産屋さんに行って、近辺の賃貸の坪単価の相場を聞いて、推測します。
1坪がたたみ2畳ですので20畳くらいの広さならば、10坪となります。
その坪数に坪単価をかけて家賃を出します。

うどんは売上の約25%程度が原材料費です。
人件費はご夫婦の給与を決めてください。
水道光熱費がうどんは、かなり水とガスを使うので約8%程度ですか。

細かいことを言えばきりがないので、この辺にしておきますが、シミュレーションがきちんとできない限り、ハッキリいって融資資料も作れないし、立地も良いか悪いかはわかりません。

お店を出して苦労する思いをすれば、今のうちにキチンとシミュレーションが出来れば、立地に対する目も養われますし、運営していく上での問題点も見えてきます。
そして守っていただきたいのは、資金の準備、物件が決まる前に今の会社を決して辞めてはなりません。
辞めることによって、早く出店したいという気持ちが働き、立地に対する目が甘くなります。

ギリギリまでサラリーマンでいてください。
あくまでも資金的余裕をつくってください。
仕事をやりながら出来ることは、商品を試作することだったり、物件を回ったり、中古の厨房屋さんを回ったり、いろいろ出来ます。

また、現場を経験することも考えられているようですが、現場経験はあったほうがいいのですが、経営数値までを経験するとなると、うどん店を経営する会社に実際入社し、お店を任される必要があり、数年の歳月が必要になるでしょう。
ちょっと回り道かもしれません。

アルバイトとして数ヶ月経験するのは、決してマイナスではないと思います。
さて、最も大切な商品に関しても、うどんも色んな麺やスープがありますし、色んな薬味・トッピングがあります。
どのような商品にするか、またどのようにお客さまに供するのか(コンセプト)をキチンまとめて、実現できるようにしてください。

疑問点などありましたら、またご相談ください。
これで、Jさんのご質問の回答とさせていただきます。

実際に経営計画を立てられる上で、判らないことがあれば、またご質問されてください。
Jさんがうどんのお店をたくさん出店されることを、心より願っております。
がんばってください

飲食店開業資金について

Posted by admin on 2012年2月8日 in コンセプト, レストラン, 立地, 飲食店開業 with Comments closed

相談内容

はじめまして。
Eと申します。
飲食店(ハンバーグを中心とした洋食店)の開業を目指しております。
しかし、現在の自己資金が約100万円。親などからの援助は期待出来ません。
日本政策金融公庫や東京都のサイトなどを見てみると、自己資金が1/3以上とか1/2以上となっており、仮にそれを利用して200万円を借りることが出来たとしても、合計の資金が300万円にしかなりません。
駅から離れた目立たない小さな店でお金をかけずに開業するなら300万円でも可能なのかもしれませんが、それでは先行きが不安です。店を早く安定させるには、駅から近くて、1階で、客席も20席以上は欲しいです。
何か資金調達の方法はありますでしょうか?

また、居抜き物件などをうまく探せば、300万でも開業出来ますでしょうか?
どこへ相談したらよいかもわからず、悩んでおります。
どうぞよろしくお願い致します。


回答内容

Eさまへ、こんばんは。

早速ですが、ご質問にお答えします。
まず、自己資金が100万円で、ご希望の広さのレストランを持つことは、不可能です。
物件の敷金などで終わってしまう金額です。
ではどの位必要なのかをざっと計算してみます。

ご希望の20席程度の洋食店だと最低でも18坪くらい必要でしょう。
駅周辺のまあまあの立地であれば、賃借料は坪当たり20,000円します
都合の良い居抜き物件が見つかったとします。
以上の条件を落とし込みます。

1. 物件取得費
・敷金=家賃×5か月分=(18坪×坪単価2万円)×5ヶ月=180万円
・前家賃=家賃×1か月分=36万円
合計216万円
2. 内装費(居抜きとします。)
・居抜き料 150万円
・内装改装費=坪当たり15万円×18坪=270万円
合計420万円
3. 外装費
・看板 40万円
合計40万円
4. 厨房機器・調理器具
・厨房機器一部買い換え 50万円
・調理器具 10万円
合計60万円
5. その他
・レジスター 10万円
・清掃道具ほか 10万円
・採用費 10万円
・開店前人件費 10万円
合計40万円
6. 運転資金
・月商の30% 100万円
合計100万円
大まかに以上です。
〆て、876万円です。
融資は最低でも、自己資金が1/3なければなりません。
Eさまの最低自己資金は292万円ということになります。

しかし、融資を確実にするためには、400万円程度を目標にする必要があります。
着実に実現させるには、副業をして、その分を全部貯蓄することです。
大変でしょうけれど、ご存知の通り、飲食業は体力勝負のときもありますので、このくらいのことが出来ないと、実際オープンしても、乗り越えてはいけません。

もうすぐにでもEさん自身でビジネスを始めたいと言うことであれば、まず、100万円の自己資金でできる飲食ビジネスを始めましょう。
「やりたいお店」ではなく「今出来るお店」が何なのか、その範囲内で出来るだけEさんのやりたいお店に近いことをやればいいです。
例えば、「席数がなく、テイクアウトで、厨房も中古で揃えて、お持ち帰りの手作りハンバーグやコロッケを売る。」とかですね。

そのビジネスで、確実に黒字にすれば、銀行の融資は数段おりやすくなります。
でもそこで苦労する場合もあり、かえって遠回りすることも覚悟してください。
ウルトラCは、だれか投資してくれる人を見つけることですが、有望なビジネスである必要があり、Eさんのやりたいことからは遠ざかるかもしれません。
以上、参考になるかどうか分かりませんが、Eさまの歩む道を様々な方向から考えてください。

全てにおいて、「なんとなく」ではなく「リアル」に考えてください。
希望される歩む道が、無理なく実現できるのであれば、実現します。
無理押しの連続であれば、必ず壁にぶつかります。
それでも、その壁をぶち破れば、やがて夢は近づくでしょうが。

色々不安がおありでしょうが、実現のプロセスを定め、アクションを起こしましょう。
アクションを起こさないことが一番いけないと思います。
今回の回答は以上になります。
細かい数値など、もっとお知りになりたければ、いつでもご質問ください。

飲食店を経営するために経験年数はどのくらい必要ですか?

Posted by admin on 2012年2月5日 in カフェ, ベーカリー, 経験年数, 飲食店経営, 飲食店開業 with Comments closed

相談内容

初めまして。A.Iと申します。

ブログのお話が大変面白く、すべて読み、飲食業の大変さを勉強させて頂きました。

そこで突然の質問なのですが、一般的に飲食業を経営される前は大体どのくらいの経験年数と技術が必要なのでしょうか?(将来はベーカリーカフェを計画中です)

私は、元専門学校の講師(3年)で、現在は育児中(7歳と3歳)のため専業主婦となっておりますが、よく我が家へ来るお客があまりにも手作りお菓子やパンと本格的コーヒー(趣味でパン教室で習っており、コーヒーは自分で豆を挽いて、その場でコーヒー入れています)でおもてなしすると、夕方まで長居され、何度も来たくなる家らしいのです。

しかし、私の家庭もそんなにボランティアできるような裕福な家庭ではないので、「おうちカフェでもしようかな?」とふざけておりましたら、周囲の人がだんだん本気に考え出し、カフェを本当にしないと・・・と思うようになりました。

しかし、全くの度素人で、飲食業のバイトだけはなぜか経験したことがないので、友人知人には、家に来るお客とは違うし、自分が好きなお客だけを選ぶわけにもいかないので、周りの人にはとりあえず経験がないので、「10年後に開くから。そのうちね。」と申しておりますが、申してからすでに2年が経ち・・・。あと残りは8年後。

その間に、飲食業に必要な食品管理衛生士の資格や資金の面、開業の手続き、飲食店にての飲食業修行など、覚えなくてはいけないことが山ほどあることに気が付きました。

そこで、今は、家事育児をしながら、週に一度本格的なパン教室(ホームメイド教会という最終的にはパン教室を開けるらしいです・・・。)へ通いながら、空いた時間に起業の本やサイトを読み、パンやお菓子を作って技術維持、コーヒーを毎月いろんな場所から取り寄せては、将来自分のお店で使いたいコーヒーが見つかるのか日々研究模索しております。(今できることは少ない時間で技術と知識の向上を図るしかできません・・・)

こんな状態の私ですが、まだ家族や近所に住む親には相談していないのですが、週二回子供たちが学校や幼稚園へ出かけている間にできそうなカフェ(サンマルクカフェ:チェーン店経営)のバイトの募集を見かけました。

このバイトは経験しておいたほうがよいでしょうか?

というのも、自分のイメージしているお店はこじんまりとした小さなカフェなので、マニュアルがしっかりしたチェーン店のお店で働いてしまうと、そこの商品手順しかできなくなるような気がして融通が利かなくなるような不安があります。

しかし、基本は同じカフェなので、基礎を覚えるためには短時間でも今から経験を付けるのも良いのかな?と一人悩んでいます。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご回答頂けるとありがたいです。

何卒、宜しくお願いいたします。

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回答内容

A.Iさま はじめまして、こんにちは。

松島 浩史(まつしま こうじ)と申します。

つたないブログを見ていただいてありがとうございます。

早速ですが、ご質問にお答えいたします。

まず、飲食業を経営するための経験年数と技術ですね。

統計的な情報もございませんので、私の経験上ということでお話させていただきます。

私の飲食業を開業された方の経験は様々です。

全く経験なしの方もおられました。

コーヒーショップで10年近くお仕事をされて、資金の準備をされて、飲食店の経営スクールにも通われて、準備された方もおられました。

極端なお二方に関して、少しご説明させていただきます。

まず、全く経験がない方の話です。

こちらの方は、コンビニエンスストアの経営経験がある方でした。

その方から、ある専門学校の紹介で、その場所に学生向けのカフェを作って欲しいとの要望があり、全く経験がないということで、当然不安になられて、私どもに相談にこられました。

私どもが何をしたかというと、全てです。

建築内装関係の方との調整から厨房の図面から、機器選定、レジ設定、メニューレシピ、仕入先の選定から募集採用教育、オープニングの販促、メニュー表、POPなど全部請け負いました。

企画から全て、現オーナーの意向を踏まえて、約2ヶ月でオープンです。

費用は、コンサルティング費用として約150万円。

厨房関係で100万円、内装で200万円ほどかかったでしょうか。

次に、準備をしっかりされた方の話です。

この方は、コーヒーを輸入して自家焙煎して提供するカフェにお勤めでした。

独立するのが夢で、コツコツと貯蓄をして、一念発起をされて会社を辞め、飲食店経営スクールに入り、そこで知り合われた、今の奥様と一緒に経営の数値的な勉強をして、住宅地の真ん中に出店されました。

そのお店は、色々探して見つけられた格安の物件で、前に同じような喫茶店をされていた居抜きのお店です。

ちょっと手直しして、あと自家焙煎の機械を入れて、本格的なコーヒーを売りにされています。

全て、ご自分たちでされたので、かかった費用は、スクールに2人で150万円、物件取得に20万円、改装に10万円、ウェブサイトに5万円、厨房機器に50万円くらいだと思います。

私どもはウェブサイトだけ関わりました。

以上2件の例を挙げましたが、飲食業に経験が全くない方でも、問題ないし、経験を積まれても、より良い面もあります。

かといって、カフェの全ての業種を経験できるわけでもないし、お店にはそれぞれ個性がありますので、一概に飲食業経験と言いますが、結論は、経験は必須ではないと言うことです。

で、A.Iさまの現状は、コーヒーをこだわられるのと、自家製のパンやお菓子を焼かれると言うことで、商品に関しては、作業が進んでおられます。

あと、何をつめるかですが、次の視点で考慮していただいて、それぞれの点で、考えを整理していただいて、また、情報を集めてください。

私なりに、1番目から重要度順に並んでいます。

1. 客層のライフスタイルとお客さまのお店での過し方をハッキリさせる。
年齢、性別、どういう生活をされているお客さまに週何回程度来ていただき、また、お店で何時間何分程度滞在するイメージなのか。

※これを決めることで、お店の内装が決まり、席数やメニュー(ランチだったら、日替わりなのか週代わりなのか月替わりなのかとかも決まります)、椅子のすごし易さなどを決定させます。また、チラシなどをまく範囲や、競合店を調べる基礎となります。

例えば、
「お客さまにゆったり感を与えるカフェであれば、ソファー式の椅子に、お代わり自由のドリンク。だからドリンクは1杯500円くらいにしよう。1時間30分は滞在するだろう。しかし、経営上客単価はやや高め(例えば900円)にしないと週1〜2回程度しか利用は無理かもしれない。12席しか取れないので、売上は1日1万円くらいかな。」

という感じで現実の姿が見えてきます。

2. 経営計画を立てます。
小さいながらも、赤字を出しては続けていけないので、経営が継続できるための数値をあらかじめ確定させてください。

基本的なカフェの数値の出し方・・・あくまでも基本ですが最初はこれで良いと思います。
売上を100%としたときの、経費率です。

「原材料比率:20%(ドリンク15%フード30%)人件費率:40% 消耗品費:5% 雑費:5% 水道光熱費:5% 家賃:10% 利益:5%」という感じです。

あと、売上の出し方ですが、色々あると思いますが、基本的に席数から逆算します。
まず、
*面積(畳OR坪数)→席数
畳×0.6=席数 OR 坪数×1.2=席数(ゆったり)
畳×0.8=席数 OR 坪数×1.6=席数(やや狭い)
*席数→客数
客席×1.5回転(客席回転率)=1日客数(ゆったり)
客席×2.0回転(客席回転率)=1日客数(ややバタバタ)
*客数→月間売上
1日客数×客単価(一人当たり売上)×営業日数=月間売上
そうやって、月間売上を求め、経費を当てはめて、それにI様の必要最低限の収入が確保できるかを検証します。

決して犯してはいけないのは、都合の良い数値ばかりを当てはめないようにしてください。

例えば、ゆとりのカフェを実現したいのであれば、経営的数値は「ゆったり」のほうを選択しなければなりません。

3. どのような商品を出すのかハッキリさせる。

Iさまのカフェのメニューを立てます。

商品のラインナップが出来ないと何も始まりません。

まず、商品が決まらないと出来ないことは

「仕入先」「厨房機器、調理器具」「厨房レイアウト」「人員」などです。

4. 競合店の調査をする。

以上のプロセスで、どのようなお店になるか、ハッキリしてきますので、同じようなお店へ行き、どんなレベルの商品があるか、お客さまの入り具合はどうか調べます。

先に立てた売上の実現性があるのか、似たようなお店の近くで、数時間張り付いて調べるのも手です。

5. 足りないものの洗い出して埋まってないパーツを埋める。

備品や機器はいくらぐらいで、それを買う資金はあるのか。

商品のレベルアップが必要なのか、店舗運営のスキルに不安があるのか、仕入先が埋まらないのかなど。

そうやって整理されていくうちに、足りないものが見えてきます。

その上で、サンマルクカフェでお勤めになるために何を学ぶのか目的意識を持ってやれば、大変良い経験になると思います。

私が思うサンマルクカフェで習得できることは、「レジ打ちスキル、商品の運びスキル、在庫管理スキル、効率的な備品配置、必要な道具など、ピーク時の対応、クレーム時の対応」とかは勉強になると思います。

そうやって、パーツが埋まれば、飲食業の経験年数とかは関係ありません。

すぐにでもオープンできると思います。

これで、私の今回のご質問の回答とさせていただきます。

カフェはオーナーの作品であり、その作品に経済性を持たせることで、成り立ちます。

I様が、素敵なカフェオーナーになられることを、心より応援いたしております。
何かわからないことがありましたら、どうぞ遠慮なくご質問ください。

それでは失礼いたします。

次へのステップアップアドバイス

おうちカフェの場合、念のため、現状のキッチンの構造で営業許可が下りるか、最寄の保健所にお問い合わせいただいたほうがよろしいかと思います。

また、客席をある程度埋めるのに障害になることは、駐車場の有無があります。

駐車場が取れるか、もしくは止めるスペースがあるかは前もって考慮してください。

車の台数×2人が車のお客さまといって差し支えないと思います。

もし、車のお客さまを主なお客に想定されているのであれば、車の台数×2人のお客さまの数以上にはお客さまは来ていただけません。

席数がいくらあっても、席が埋まらない状況になります。

飲食店開業の資金について

Posted by admin on 2012年2月4日 in カフェ, コンセプト, バー, 立地, 飲食店経営, 飲食店開業 with Comments closed

相談内容

はじめまして。

Hと申します。大手外食チェーンで7年勤めています。

自己資金200万で、東京都近郊、川崎近郊で考えています。

物件により、業態を考えるとして、まずは可能でしょうか?

今後、どのような準備が必要でしょうか?

初歩的なことで申し訳ございません。

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回答内容
Hさま はじめまして
私は飲食店プロデュースのお仕事をさせていただいている松島浩史(まつしまこうじ)と申します。

このたびはご相談ありがとうございます。

早速ですが、自己資金の範囲内で、飲食店の開業が可能かどうかですが、結論としましては、可能な立地業態もたくさんあります。

例えば、小規模なカフェ、バー(客席10〜15席程度)であれば、居抜き物件であれば、可能であると思います。
費用の内訳の概算ですが下記の通りです
※カフェの場合(居抜き物件でそのまま設備利用)
(資金)
1. 自己資金・・・・・・・・・・200万円
2. 融資(日本政策金融公庫)・・・200万円(最大400万円)
(合計)600万円
(初期投資)
1. 店舗取得費
店舗面積15坪 坪単価12,000円
15×12,000円×6ヶ月=1,080,000円
居抜き譲渡費 500,000円
(合計)158万円
2. 内外装費
店舗面積1坪当たり10万円
店舗内装変更10坪×100,000円=1,000,000円
看板など
300,000円
(合計)130万円
3. 厨房備品
30万円
4. 初期人件費
募集費 100,000円
研修費 70,000円
(合計)17万円
5. その他
初期食材費 100,000円
その他消耗品費 200,000円
広告費 150,000円
(合計)45万円
(合計)380万円

と言うわけで、資金的には運転資金があまりない非常にぎりぎりの状態です。
※運転資金は6か月間は減っていきます。

また、普通の飲食業態では、席数が取れないので、売上も限られてきます。

考えられる、ほかの業態として、テイクアウトを併設した小さい面積で出店可能な業態は、もう少し資金的に余裕が出てくると思います。

例えば、「たこ焼き」「たい焼き」「餃子専門角打ち」「アイスクリーム店」「クレープ店」などです。

何よりもまず、Hさまが今後やるべきことは、業態を絞ることと、その業態にフィットする立地を探すことです。

また、資金につきましても、経営が軌道に乗るまでの運転資金はもう少し欲しいところですので、しっかり貯蓄してください。

少なくとも6ヶ月は、資金は出ていくと思ってください。

あるいはもっと長くなるかもしれません。

資金の枯渇でサラリーマンに逆戻りというパターンはよくあることです。

Hさまが成功されることを、陰ながら応援しております。

がんばって繁盛店にされてください。

これをもって、今回のご質問の回答とさせていただきますが、これからも、疑問に思われたことがあれば、お気軽に相談してください。

素人で飲食店開業ができるか

Posted by admin on 2012年2月3日 in コンセプト, 居酒屋, 飲食店経営, 飲食店開業 with Comments closed

相談内容

はじめまして。K市在住の34歳男性、Sです。

今、飲食店開業を検討しております。

ひょんなことから、一身上の都合で退職し現在まで飲食店開業に向け突っ走っています素人です。

現在どの段階までと言われると、国金に相談に行き創業計画書をもらいました。

はっきり言うとこれ以上、素人がどうしていいのかわかりません。

多分、不動産屋さんに行き賃貸内容書類とか内装、設備関係の工事見積書が必要というところまでは何とか調べました。

飲食店と言っても色々とありますが、メインを炭火モツ鍋屋とし、焼き鳥なども考えています。

もちろん経費削減の為に完全とは言いませんが居抜き物件をさがしております。

それを少しでも利用し改装費を安く上げたいのです。

ここではっきりお聞きします。

この何も飲食関係の仕事をしたことない人間が開業可能なのでしょうか?

やる気はありますが、ハッキリ言うと仕入れの仕方や仕入れ業者を知りません。

この時点で創業計画書が作成できません。

無謀な計画と言われても仕方ありませんがこれから、アルバイトで飲食店の仕事を探し開業するまで同時進行なども考えましたが、他の店のイメージを今度開業したときにマネされそうな気がしたりします。

どうでしょうか、このまま突き進む方がだとうでしょうか?

それともやはり経験が少しは必要としとりあえず、アルバイトして営業や経営を身につけ、そこで自信が出てからやっていくことでしょうか?

また、国金の融資で素人には融資は難しいのでしょうか?

もちろん創業計画書をちゃんと計画した上でのお話ですが。
今、本当に突き進むことが・・・

お忙しいところ大変恐縮ですが、ご回答いただけると助かります。

 
どうぞよろしくお願い致します。

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回答内容

はじめまして。

私は福岡を中心に飲食店開業プロデュースと飲食店のコンサルティングをしております、松島 浩史(まつしまこうじ)と申します。

ご質問に関して、真摯にお答えいたします。

まず、Sさまのご心配されている、飲食業の経験がないことに関しましてですが、
飲食店で成功されているオーナーさんは、実にさまざまな経験をお持ちで、
そのことに関して言えば、飲食店の経験はまったく関係のないように思えるくらいです。

ただ、経験のいかんに関わらず、飲食店をオープンさせるときに気をつけていただきたいことが何点かあります。

それを間違わずにやっていただけば、十分に成功するチャンスがあります。

また、融資も、過去の経験が必ずしも必須なわけではなく、経験者を雇用する予定があれば、大丈夫です。

もちろん、計画の妥当性が最も問われます。

何に気をつければいいかといいますと、
端的に言えば、「資金配分」と「コンセプトと立地のマッチング」のふたつの点です。

資金配分は、もっと噛み砕いていいますと、Sさまのお考えの通り、オープンに資金を使いすぎないということです。

資金が流出するのが止まるようになるのが、おおむねオープンから6ヶ月と考えなければなりません。

それまでに運営に関わる運転資金を十分に持っておく必要があります。

もうひとつは、Sさまの考えるお店にマッチする立地を厳しい目で見るということです。

そうでなければ、メニューをどんなに改良しても、どんなにサービスをよくしても、
売上がついてこないということがありえます。

それは、空き物件の数も多いため家賃交渉もしやすく、不況による閉店で競争相手も少なくなっていますし、居抜き物件も割と多く出てきています。

しかし、10月になると、年末需要を考えて、居抜き物件の数はぐっと少なくなりますので、9月くらいまでが物件選定のめどといえるでしょう。

あとは、オープンした後の運営は、もちろん運営の経験があったほうがいいと思いますが、運営していく上で、必ず慣れてきて解決していくものですから、心配には及びません。

一方、アルバイトなどの経験を積むとなると数ヶ月から数年かかります。

優良物件が見つかったとして、出店のチャンスを逃すことを考えると、逆にもったいないと思います。

そういうわけなので、飲食店を始めても、まったく問題ないし、逆に今はチャンスであると思います。

落とし穴に気をつけなくてはなりませんが、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。

私も、Sさまが繁盛店を作られることを切に願っております。

ご相談ありがとうございました。

田舎でのカフェ開業について

Posted by admin on 2012年2月1日 in カフェ, コンセプト, 立地, 飲食店経営, 飲食店開業 with Comments closed

相談内容

田舎での飲食店開業について相談をさせてください。

まだアイディアレベルの段階ですが、色々とご指摘下さると幸いです。

カフェのコンセプトは、
「この辺りにはなんにも無くて退屈。たまにはお洒落なカフェにでも行きたい。」
という田舎在住の時間に余裕のある女性(若者・主婦)に、
こだわりのコーヒーとゆったりとくつろげる時間を提供する
です。

落ち着いた雰囲気の店構えと音楽、雑誌や本を置き、
コーヒーのお代わりを自由にするなど、
長時間いても飽きない工夫をしようと考えています。

また、病院の近くに店を構えて、
病院の長い待ち時間をカフェで過ごして頂けるよう、
病院にクーポンを置いてもらう事も考えています。

(病院付近の商圏でそこそこ人が住んでいて、居抜き物件という
都合の良い条件があれば良いのですが・・・)
アドバイス頂きたいのは主に次の2点です。

・田舎でのカフェ経営は成り立つのか
・田舎でカフェ経営をする場合、どのような事業スタイルが良いか
まだ対象地域の選定や市場分析も出来ていませんが、
アドバイス下さると幸いです。

以上、よろしくお願い致します。

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回答内容

こんにちは
私は、飲食店を中心にコンサルティングとプロデュースをしております松島と申します。

夢の実現のお力になれるように、真摯にお答えいたします。

まず、田舎でのカフェの経営についてです。

一言で田舎と申しましても、色んな田舎があるかと存じます。

例えば、大まかに次の7つに分けて考えてみてください。

1. 孤立無援の住人が高齢化した田舎
→経営はほぼ無理
2. 一次産業主体の田舎
→一次産業の方たちが、カフェを利用する習慣を作るまで時間がかかるし、保守的。
3. 大学などの学園がある田舎
→大学生は、労働力としては良いですけど、強力な消費者にはなりにくい。また、夏休みなどで、営業日数は実質半分と思ってよい。
4. 観光拠点に近い田舎
→観光地であれば、平日利用度が低く、そのギャップが激しい。稼げるときに稼ぐというスタイル。
5. 大きい会社が工場などを持っている田舎
→工場の経営状態に左右される。大きなリストラや工場閉鎖など、経営リスクがある。
6. 都市間を結ぶ幹線沿いの田舎
→都市の性質にも寄る。どちらかが商業都市であれば、可能性はある。駐車場が取れるかは、非常に大きいし、幹線道路からの入りやすさや幹線道路の車の質(トラックなのか、乗用車なのか)は調査が必要。
7. 都市の郊外で、ベットタウンが広がりつつあるプチ田舎
→カフェが成り立ちやすい年代が多いベットタウンがあれば、なおさらよい。郊外型のスーパーの近くなど、強力な集客施設の近くや、そことベットタウンの中間などが狙い目。

純粋に、競合店がないとして、おおまかに言えば1から7の順に売上が見込めます。

あとは、競合店も同じような考えで出店してきますので、賃貸であれば、家賃との絡みもありますし、それを経営計画に作り込み、経営の実現性が高いところを選定して出店されてください。

例えば、上記の7のパターンでも、より不利な条件であったとしても、競合店がないのであれば、チャンスはあります。
次に、事業スタイルについてです。

細かいことを申しますと、たった7パターンの場合でも、フィットする事業スタイルを一概に決めるのは、間違いを犯すことになりますので、断定できません。

しかし、かろうじて言えることは、そこに来るだろうと想定するお客さまが、何を求めて来店することを想定されるかを、突き詰めて考えてください。

もし、作られたい事業スタイルと、想定されるお客様が求められている事業スタイルがマッチしなければ、経営は自ずと難しくなります。

私が申し上げたいのは、実現したいスタイルに合わせて立地をお選びになってもよいし、有望立地に、経営の成り立ちそうな事業スタイルを考えるのもよいかと思いますが、立地の特性(他の言い方をすれば、お客さまの性質)と事業スタイルは出来る限り一致させなければいけないということです。

その点はお分かりになっておられると存じますが、少しお書きになられておられるスタイルのカフェであれば、都会的なカフェを求める主婦層がいる、もしくは通りやすい立地を「必ず」選んでください。

それにしたがって、事業コンセプトや店構えをキチンと整合化させて、事業計画を作られてください。

立地は、一旦決まれば、決して変えることができない条件の一つですので、ハードルを高くされることをアドバイスさせていただきます。

優良物件は10件に1件くらいと思われて差し支えありません。

それと、少し気になりますのが、「お客さまに出来るだけゆっくり出来る環境を」と考えておられるようですね。

ご存知の通り、経営が成り立つ売上は必ず存在しますので、おかわり自由のサービスのコーヒーを出してお店の席が空かずに、新しいお客さまを入れられないということもあります。

経営を圧迫するサービスをしすぎることがないように、熟慮されてください。

それと、私が関わっております割と成功されている田舎のカフェは、強い商品とご主人のお人柄によるところが大きいと思っております。

例えば、「ダントツでコーヒーが美味しい」とか「ランチが800円だけどすごい内容」だとか、口コミになりやすい魅力をもたれております。

何を強みにされるのかを開業までのお時間でどんどん追求されてください。

具体的な事業スタイルに関しては、さまざま考えられますが、カフェの強みを作ってそれを中心にコンセプトに落とし込んだほうがよろしいかと存じます。

これからも、素敵なカフェオーナーの夢を実現されることを、応援いたしてまいります。

ありがとうございました。

次へのステップアップアドバイス

ご資金についてですが、十分余裕を持って、立てられてください。

少なくとも6ヶ月は、カフェで稼がなくても良いような運転資金をもたれることをおすすめいたします。

商品もサービスもよい飲食店が運転資金の枯渇で潰れる話は星の数ほどありますので。

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