飲食店の経営改善はどうする

2012年1月20日 at 12:37カテゴリー:仕事の進め方

飲食店開業プロデュース、飲食店コンサルティングをしています松島です。
さて、一口に、経営改善と言いますが、損益計算書を見ても、次の一手は見えてきません。
一方、現場にべったりして決算書を見なかったら、それも見えてきません。
損益決算書や貸借対照表は、お店の経営数値の進むべき道を示します。
改善というのは、現場の行動になって初めて改善していくわけで、
何もアクションをしなかったら、櫓を持たない舟と一緒で、風や海流に流されて一喜一憂することになります。

飲食店は、前も書いたと思うのですが、
製造業+小売業+広告業という3つの側面を持っており、
100%やりこもうとすると、かなりのエネルギー(人・もの・金)を使うことになります。
やりこめば、売り上げは上がるでしょうが、利益が上がらない。

まず現場で確認しておかなくてはいけないことは、
いったいこのお店のお客さまの満足度をキープしながら、販売可能な売り上げの
キャパシティーはいくらあるのだろうか・・・・そこを確認しなくてはならない。
駐車場の台数だったり、従業員の人数や能力だったり、売り上げが止まる要因になっていないか・・・
それを排除するのが店長の一番の仕事と言えます。
重要なのは、無理して作った売上ではなく、
従業員が笑顔を出し、スムーズに料理が出て、お客さまが「よかったねまた来るよ。」と
言わしめる売上であって、過去の最高値ではない。

それを上げるために、物理的なものから解決する場合もあり(たとえば席数など)、
ソフト面(従業員の接客や料理の出来栄え)などから解決していく場合もあります。
重要なことは、最期はソフト面のレベルアップしか残らないということ。
最後の最後は人に還ってきます。

その、お客さまが「また来るよ」という売上をめざし、それをキープし続けることが、
繁盛の秘訣です。
たった1日、爆発的に販売できたとて、無理な相席をお願いしたりして「二度と来るか。」
と思わせた時点で、今までのコツコツと築き上げたものは崩壊します。

飲食業での接客において、重要なポイント

2011年11月20日 at 17:44カテゴリー:教育 | 飲食店の接客

飲食店開業と飲食店コンサルティングが仕事の松島です。
様々な業種業態があるにもかかわらず、接客(サービス)については例えば一つの本にはほぼ一つのスタンスでしか書かれていないことが多いですね。
マニュアルに従う形で行うチェーン店向けのサービスもあり、ホテル・旅館にとっては有名なリッツカールトンのクレドがありますね。
じゃ、それぞれの業態にどのサービスを当てはめたらいいのでしょうか。
わたしは常々言うことなのですが、
「売上や利益につながらない接客は意味がない。」ということです。
それが、どういう接客をするかの基準であると。
ファストフードで、リッツカールトン流はやりすぎだし、
ホテルで、マクドナルド流は、物足りないでしょう。
その業種業態の、お客さま単価や、利用頻度、お客さまの期待度にもよります。
そこを踏まえて、こういう場合は最低限ここまでやろうというルールが、必要になってきます。
そして、ここが最重要なのですが、その基礎に、「笑顔」があるのです
普通の顔が「笑顔」である訓練は重要になってきます。
笑顔であれば、お客さまとしても話がしやすいでしょう。
そこで、いい印象を与える接点がたくさんできますね。

売上や利益につながるようであれば、「ぶあいそなサービスであっても正解。」だといえます。
そう考えると、接客で何をすれば良いかが見えてきますね。

例外はあります。
お友達が主なお客さまの、あまり稼がなくてもよい飲食店です。

ハンバーガーのバランス

2011年9月26日 at 17:11カテゴリー:レシピ | 企画 | 企画雑感 | 商品開発

飲食店開業コンサルティング、飲食店利益改善コンサルティングをしている松島です。

弊社も仕事を通じてハンバーガーの研究をしたことがあります。
実は、わたくしも、黎明期のハンバーガー店で仕事をしたことがあります。
当時は、全く気付かなかったのですが、今になって実際いろいろな商品知識を身に付けた後、
いざ、ハンバーガーを開発するとなったとき、すごく重要なことがあるのに気付きました。
パテ(ハンバーグ)のおいしさや、バンズ(パン)のおいしさもさることながら、
ハンバーガーは、やはり単体のおいしさも全く無視する訳にはいきませんが、
いわゆる「素材のバランス」が最も重要であるということです。
そして、その中で、最も重要なのが、
バンズとパテのバランスです。
その中でも、どのバランスが中心であるかというと、
「おいしさ」でも「大きさ」でもなく、基本は「バンズの歯切れ」と「パテの硬さ」にあります。
どういうことかというと、バンズの歯切れのタイミングと、パテの歯切れのタイミングが同じである必要があります。
バンズとパテが同じ歯切れであれば、具全体とハンバーガーのバンズが同時に口の中に入って、
ハンバーガーの狙ったおいしさを堪能できます。

そういう視点で、マクドナルドのハンバーガーのバンズを見てみると、
ビーフのパテのハンバーガーのバンズは、歯切れの良い、薄力粉が多い配合になっており、
チキン系のお肉を丸々入れるハンバーガーは、やや歯切れの遅い強力粉中心のバンズです。

そこは、やはり専門店だけありますね。

弊社の作ったチキンバーガーです。
sand-burger2
チキンは炭焼きにし、バンズは少しもっちりして、同時に口に入ります。
かなりうまいです・・・・すみません自画自賛で。

作業の効率化とは

2011年2月24日 at 01:08カテゴリー:人件費 | 原価低減 | 経費コントロール | 飲食店経営

飲食店で働いておられる方へのヒントになればと思って書きます。

さて、飲食店で実際働いておられて、こう思ったことはありませんか?

「働いても働いても、赤字なんてありえないはずなのに、赤字・・・一体どうすれば良い?」

「みんな12時間平均、休みは週1回、労働基準法無視の環境で、なぜ赤字?」

さて、この疑問は、そもそも、飲食店の経営の全てが網羅されている疑問です。

値付けであったり、材料の仕入れであったり、立地であったり、お店の構造であったり、

様々な要因がこの状況に影響しています。

働いておられる皆様が、自主的に改善するのには、限界がある内容も含まれています。

しかし、敢えて言いますが、「改善できないことは決してない。」ということです。

現場の管理者の方が最も最初に考えなければならないことは、

「お金をかけないで改善できることはないのか?」

ということです。

「そんなことあるわけないぞ・・・あるならとうにやってるよ。」

という言葉が聞こえてきますが、果たしてそうでしょうか。

例えば、お店を見渡して、お金をかけないで動かせるものはどれくらいあるでしょう。

  1. 入り口に置いてある可動看板
  2. お店のかさ立て
  3. スリッパ
  4. 消火器
  5. メニューブック
  6. お冷のポット
  7. お絞り
  8. メニュー刺し
  9. 食器

・・・・・・・・・・・

など数え上げればキリがありません。

さて、その一つ一つについて、考えてみてください。

「そこにある合理的理由はあるのか?」

1つでもいいので、何かを取り上げてみてください。

「そこでなかったら、もっと効率が上がる位置はないのか?」

意外と、今ある位置の理由がいい加減だったりします。

例えば、

「オープン時にそこにあってそのままだった・・・」

「いつの間にか、そこに決まっていたし、誰も文句を言わない。」

というのが、散見されるはずです。

そこで、変えたほうが良いとなる場合でも、必ずぶち当たる壁があります。

それは「慣れ」の壁です。

ものがある位置は、人間は最初は意識して覚え、次にそれが無意識に刷り込まれ、

やがて体がおぼえる状態になります。

そうなると、頭を使わない状態になり、自然と楽で効率的な動きになるのです。

しかし、その位置より、より効率的な位置にものを動かす場合、

人間はまたはじめからおぼえなおさなくてはいけません。

そういった場合は必ず、「ベテランの反対にあう」のです。

ベテランになればなるほど、それがストレスになる・・・つまり「意識しておぼえなおさなくてはいけない。」

からです。

様々な抵抗があるでしょう。

誰かが勝手にもとの位置に戻したり、批判めいたことを言ったり・・・些細な改革にも痛みが伴います。

しかし、「敢然と合理性を説き、押し通す。」しか効率化はありえません。

人の良い管理者に成り下がれば、お店は効率化できずに、やがて赤字になり、雇われていた人

全てを路頭に迷わせてしまうのです。

効率化はやがて、従業員を救いますから、ベテランの抵抗にはひるまずにやってください。

その対策として、「前もっていち早くベテランの方にチャンと説明しておくこと」をおすすめします。

そうすれば、ベテランさんが推進役を買ってくれたりする場合もあります。

そういう環境を作ることも改善の秘訣です。

視点を変える

2011年2月8日 at 02:32カテゴリー:飲食店開業 | 飲食店開業:まず何をする

飲食店開業について書いています。

さて、飲食店をやりたいと切に願っているとき、夢中になってお店をああしたい、こうしたいと

色々考えるでしょう。

一国一城の主になるのですから、ワクワクしますよね。

しかし、最初のこの時点で、一番欠けた視点に気づかなかったら、何をやっても、経営がうまくいかない

お店を作ってしまいます。

それは、お客さまの視点です。

あなたのやっていこうとするお店が、お客さまが行きたいお店なのか?

一人や二人ではなく沢山の人たちが、求めているお店なのか?

「そんなもの、当たり前のように考えているよ・・」と思うでしょ。

本当にそうでしょうか。

お客さまの望む、お店ということは、

商品の価格、お店のスタイル(色使い、サービスの方法)、お店の建築に使う素材

(木を使うのか金属なのか)とか、細かいところまで、お客さまが好むお店ですか?

あまりに、自分よがりなお店では、お客さまは来ません。

サービスの良し悪し、商品の良し悪しだけで、お客さまはお店を選んではいないのですから。

一言で言えば、「なんとなく好きな雰囲気」かどうかです。

お店を作ってしまって、もし、お客さまの好きな雰囲気になってなかったら、

それは悲劇です。

どんなにサービスを良くしようが、どんなに料理を磨こうが、なかなか売り上げは伴いません。

お客さまの視点で、必ず皆さんのやりたいことにちゃんとフィルターをかけてください。

 

そして一番にいえることは、特に辛口な方が、最もあなたのことを思ってくれているのです。

飲食店を開業する:お店をどうしたい?

2011年2月6日 at 10:54カテゴリー:飲食店開業 | 飲食店開業:まず何をする

飲食店開業をテーマに書いているブログです。

今回は「どんなお店にする?」ということを考えていきます。

これは飲食店を始めるところで一番楽しいことですよね。

「こんな感じのお店がやりたいな~」という様な事は「飲食店で開業をする事を決心する」前から結構考えていると思います。

あれこれ想像することはすごく楽しいとですもんね。

内装のことを考えたり、メニューを考えたり、BGMのことを考えたり、玄関のことを考えたり、器の事を考えたり、照明のことを考えたり、お酒のことを考えたり、お店の立地のことを考えたり、お金のことを考えたり・・・・

それこそ、あっちこっちに頭の中が飛んでしまって、結局「あれ?なんかさっき、いい事思いついたような気がするんだけど」となってしまいがちです。

これを間違いないようにするためには、書き留めることです。

とりあえずノートを一冊作って、どんどん思いついたことを書いていってください。

矛盾したことでもかまいません。

「あっ!これはいいアイデアだ!」とか「こんな感じでお店、やりたいな~」ということをどんどん書いていきます。

実際、飲食店を見て回って、「こんなところが良い」と思ったところも、書き込んでいきます。

どんどん書いて、少しずつ細分化して、細かく書いていきます。

そうすることで、「飲食店を開業する」という漠然とした思いが、少しずつ頭の中で整理されていくのです。

決心

2011年2月6日 at 10:39カテゴリー:飲食店開業 | 飲食店開業:まず何をする

飲食店開業するために、まず、何をすればいいの?

私もそうでしたが、飲食店開業について、いろいろな本やネットで調べる。

飲食店で開業している先輩に話を聞く。

などの情報収集をするという方が多いと思います。

もちろん、情報収集は大事ですよね。

いろいろ調べて、どうやったらお店を始められるのか?自分にできそうか?

しかし、最も大事なことは、”飲食店を開業すると決める”ということです。

なーんだ、と思われるかもしれませんが、今思うとこれは大事なことなんだと思います。

飲食店で働いている方々は、そのほとんどの人が”いつかはお店を出したい”と言います。

私がいた外食系の会社には、社員が300人近くいましたが、

私がいた14年間のうち、自分で飲食店を開業した人は、数人でした。

多くの人が自分の店を持ちたいと思っているのに、なぜ開業しないのか?

人それぞれ抱えている小さな理由はあると思いますが、

ひとつは「いつかは・・・」と思っていることにあると思うんです。

「いつかはやりたいな~」ぐらいの気持ちではなかなか前に進みません。

かく言う私も「いつかは独立したいな」とずっと思っていました。

でも、ある日「独立することを決めた」のです。

引き返すことはいつでもできます。

自分が飲食店を開業できるかどうかは真剣にやってみなければわかりません。

まず、飲食店を開業をするということを自分でしっかり心に決める。

そうすると、今まで見聞きしていた情報にも、もっと真剣に向き合えると思います。

料理とは

2011年2月2日 at 18:13カテゴリー:レシピ | 商品開発 | 料理 | 食材

料理を2つの側面で、切ってみて・・・・

まず、料理を作る者として料理を見ると・・・・
それは、作品と捉える人もいるでしょう。
作品と捉える感覚では、当然作品を他の人の批判にさらされ、変更させられるのは嫌でしょうね。
たとえそれが売れようが売れまいが、作品なのだから、正悪はありません。
作って、自分の作品が満足いけば良いんですね。
できるだけ良い作品にするために、価格は度外視し、良い食材を使いたいと思うでしょう。
作品なら、完成度も高く仕上げるでしょう、時間もかけるでしょう。

もうひとつの見方として、経済活動のための道具と捉える見方もあるでしょう。
その人たちは、結果的に、料理は儲ける道具でなければなりません。
おいしいとか美しいというスタンスはあまりなく、メニューの名称や見せ方など、さまざまな手段を使って、結果的に儲ければ良いと思っています。

二つの相反する見方ですが、私はどちらも必要不可欠な見方だと思います。
どちらの見方ででも料理を捉えなければ、良い料理はできません。
一方は究極にこだわり、一方では儲かる商品へ無駄をそぎ落としていく、
その作業があるからこそ、強い商品が生まれるのだと思います。

料理に新鮮味がなくなったりしているお店は、もっと料理を「作品」として見てみてはいかがでしょうか。
売れている割に儲かっていないお店は、もっと料理を「道具」として見てはいかがでしょう。

そのバランスがうまくいって、なおかつ両方の視点がともに戦いながら、お互いに強く料理に作用しているお店の料理は、作品であり道具である両方の良さを持っているものになっています。
そうすれば、料理が輝き、人を呼ぶのではないでしょうか。

最もうまくいっていないお店は、両方とも機能していないお店です。
作品としても、なんかしらどうでも良いような料理ですし、道具としても儲からないものになってます。
惰性で料理を作るお店にありがちですね。
そんなところで作る料理は、なんとなく気合が感じられないものですし、進化することがないです。

皆さんが作っているその料理は、作品になりえてますか、その料理はきっちりと経済的道具になりえてますか・・・・・いつも問いかけて欲しい。
気を抜いたら、商品は輝きを失っていきます。
付加価値はそうやって生まれて、料理が人を幸せにするのだと。

食べておいしい、見ても美しい、なのに安いそして儲かる・・・
お客さまに、経営者に、料理人に全てに良いものになっていくのです。

いつ見られても、胸をはれる作品と道具になっている料理は、ともすれば忙しくなれば、気合が続かなくなってきます。
でも、そのとき・・・・商品を作ったときの想い(思想+コンセプト+経済性)が正しければ、その料理を介して、幸福が世の中に拡散していくのではないでしょうか。
それが存在価値がある飲食店であると・・・。

そういうお店を世の中に出し続けたい。

ピンハネの対処として

2011年2月2日 at 18:09カテゴリー:原価低減 | 経費コントロール | 食材 | 飲食店経営

いわゆるピンハネがあるかもしれないとなったとき・・・

これが、本当に難しい問題です。

胃が痛くなることばかりです。

警察でも検察でもないのだから、証拠集めなど限られているし、相手方に逆切れされたり、陥れられたり本当に注意を払います。

まず相見積りをして業者を変えるのと標準原価計算書(通常の調理でどのくらいの原価率になるか・・・)を作ることから始まります。

後は、標準と実際の差を論理的にじわじわと詰めるしかない。

難しいのは、おすすめメニューや日替わりメニューに忍ばせて、わからなくしてしまう場合です。

これも逆算していけば、日替わりが通常の原価よりこんなに高い分けないという不自然な結論に至ります。

じわじわと証明していくのを見せていくと、普通の感覚の人は自然に「やばい」と感じて、ピンハネを止めるもんです。

お金じゃなくて、米や酒を持ち帰ったりする場合もあります。

ピンハネの張本人が、借金漬けだったり、ギャンブル好きな場合は、収まらない場合もありますがそういった場合は、しょうがないですが辞めてもらうしかないですね。

警察じゃないのですから、逮捕しても意味がないのです。

原価が標準値に収まって、いい商品がおきゃくさまへ出て行けば、やがてお店も好転していきます。

お店のコンセプトや、美味しいものを出したいという気持ちよりも、沢山ピンハネしたいと思ってメニューを作れば、いいメニューは出来やしませんよね。

お客さまを正面からみて、美味しいものを正直に作ること・・・それをやっていることが戦う上での最低の条件ですものね。

飲食店の広告を研究~その6

2011年1月31日 at 12:16カテゴリー:広告 | 広告媒体 | 飲食店経営 | 飲食店開業

さて、昨今のインターネット環境は、めまぐるしき変わってきました。

スマートフォンの登場で、より「即時性」の傾向が出てきました。

さらに、携帯電話用のサイトも、以前よりパソコン用サイトに近い形を求められるようになっていると思います。

ツィッター連携、Facebook連携などを図っていく流れになるのではないかと思ってます。

今研究中なのが、WordPressサイトを作って、Windows Live で投稿し、ツィッターも

Facebookにも同時入力してしまうどういうことになるのかですね。

まだ、私のサイト内Blogで実験をはじめたばかりなので、飲食店に応用できるかはわかりませんが、

世の流れは、そういう形になるはずです。

効果的な情報発信のパッケージを費用をあまりかけないでやる方法が見つかったら、ご報告いたします。

*iphone アプリ 開発
*ホームページ制作